クルーズ名 :シミラン諸島シミランショートクルーズ
クルーズ船 :ソンブーン3号
開催期間 :2023年12月20日 – 2023年12月21日
日担当スタッフ:マサ
お客様人数 :3名様
まだまだ水温低下中!
サメ、エイ、魚影の濃い海を堪能!
2023年12月20日-21日の1泊2日の日程で、ボン島からシミラン諸島までを周遊するシミランショートクルーズに行って来ました。今回のお客様は、親子水入らずでご参加のSさんとKくん、英語ガイドでお申し込みで前後に2トリップのクルーズにご参加予定のタフなHさん。
Hさんは、リチェリューロック行き2泊3日でご予約をいただいたのですが、催行人数に達することが叶わずシミランショートクルーズとなってしまいました。催行人数に達しなかったこともあり、船上はガラガラ。船上に残ったお客様は3名のみと、船を貸し切っているかの如く、ダイブサイトの選択や食事などわがままを聞いてもらえました。
約7年ぶりとなるSさんと2年ぶりとなるKくんは、今回の1泊2日のクルーズでアドバンスドコースを受講いただき、全7ダイブのうち5ダイブが講習でしたが、ファンダイビングを楽しみながら、新しい知識を身につけていただきました(最初は、オープンウォーターダイバーライセンスの時のようにたくさん勉強やスキル練習をするのではないかと不安に思われていたのでが、結果的にすべてのダイビングを楽しく潜られていました)。
[アドバンスドコース課題ダイブ]
・ディープダイブ
深く潜った時の注意点(無限圧限界時間の減少、空気の消費の速さ、色の見え方)
・ナイトロックス
酸素濃度を高めたことで得られるメリットとデメリット、使用方法の確認
・ナイトダイブ
ナイトダイブの潜り方と注意点
・沈船ダイブ
沈船ダイブの潜り方と注意点
・波、潮、カレント
シミラン諸島で潜るドリフトダイブの際の潜り方や注意点
初日は、以下のダイブサイトで潜りました。
1.ウエストリッジ@ボン島
2.ノースリッジ@ボン島
3.ビーコンロック@シミラン諸島 No.8
4.ツナミ@シミラン諸島 No.6
天気も良く波の無い最高のコンディションででしたが、水中の中のサーモクラインは相変わらず…。1本目は、久しぶりのダイビングということもあり、チェックダイブを兼ねて潜りましたが、体が覚えているのかブランクを感じさせず、オープンウォーターダイバーライセンスで行くことのできる最大深度18m内でのんびり潜りました。ひっきりなしに流れてくる冷たい海流に果敢に挑むも、後半は寒すぎて浅瀬へ逃げる始末。2本目は、早速アドバンスコースの課題ダイブ「ディープダイブ」。25mまで深度を落とし始めての深い世界を堪能しました。
2本目終了後は、この日に下船されるお客様を見送った後、シミラン諸島へ移動。
3本目は、普段潜ることが少ない「ビーコンロック」。大物などが出る可能性が高いダイブサイト。浅瀬は水温も温かく透明度もまずまずでしたが、15mより深い場所に行くとどんより緑色+とにかく冷たいサーモクラインがひっきりなしに流れてきました。昔の記憶をたどりながら、沖合にある巨岩周辺を探索。巨岩の隙間には大きなエイが寝ていたり、ホワイトチップリーフシャークが3匹、フュージリアの大群がカスミアジに追われていたりとテンションが上がったダイビングでした。
4本目は、シミラン諸島6番目にある砂地が綺麗な癒しポイント「ツナミ」でナイトダイブ。普段お目にかかることができるブダイやフグの寝姿には出会えませんででしたが、たくさんのスザクサラサエビや大きなオオアカヒヅメガニが数匹、岩の隙間にはオトヒメエビなどいろんな甲殻類に出会うことができました。
ナイトダイブを終えると夕食タイム。大きなクルーズ船に自分達だけ。
快適だけどちょっと寂しい船上でしたw
翌日のダイブサイトは…
1.ツナレック@シミラン諸島 No.6
2.ストーンヘンジ@シミラン諸島 No.4
3.ハネムーンベイ@シミラン諸島 No.4
翌日は、シミラン諸島5番にある沈船ダイブサイト「ツナレック」。朝一の誰もいない時に潜れる幸せを噛み締めながら、35mまで深度を下げました。リーフ沿いに戻ると、珍しいツインラインドフュージリアの大群が行ったり来たり。その後ろでは、キツネフエフキやカスミアジ、イソマグロがセットになって魚たちを追い回していました。
シミラン諸島4番の島への上陸後、2本目へ。
船の上から水底が見えるほどスコーンと抜けた「ストーンヘンジ」。浅瀬は透明度が良く最高、深場はサーモクラインが流れてくるもののそこまで冷たく無い。快適なダイビングを楽しんでいると、流れとサーモクラインが入り乱れ、身動きが取りずらい….。そんな時、左側から大きなレオパードシャークが優雅に泳いでいきました(尾びれしか撮影できませんでした)。エキジット前には、ナポレオンフィッシュも登場。
今回、最後のダイビングは、シミラン諸島4番の東「ハネムーンベイ」。ここのエダサンゴや大きなボミーの周りに群れる小魚たちはとっても綺麗。緩やかな斜面を下っていくとダイバーよりも大きなウミウチワが1枚。その周りの砂地では、目だけを出して見事に擬態するヤッコエイたち。1匹見つけたと思い近寄ると周りから一斉に飛び出す他のヤッコエイたち(5、6匹いたかな?)。後半は、浅瀬で小魚に混ざりながら中性浮力をしてエキジットとなりました。
今回も、天候、海のコンディションに恵まれ、また船の上も人が少なく快適でした。海の中は、頻繁にサーモクラインが入ってきていましたが、シミラン諸島4番エリアは、そこまで冷たく感じませんでした(浅瀬29度、深場27度前後)。また、お客様にも恵まれとても楽しい2日間を過ごすことができました。
次回は、ボン島より先のタチャイ島、リチェリューロックを巡るダイブクルーズにご一緒できたら嬉しいです!また、ご一緒できる日を楽しみにしています。
どうもありがとうございました。
ダイブ1
ポイント名 :ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:10:19
ダイブタイム :50分
最大深度 :15.4m
透明度 :15-20m
水温 :26 – 29℃
生物 :ゴシキエビ、モヨウフグ、アラレフグ、ネズミフグ、スカシテンジクダイ、アカヒメジ、アオヤガラ、アカモンガラ、イソマグロ、イエローバックフュージュラー、インデ ィアンバガボンドバタフライフィッシュ、インディアンドラゴン、 インディアンダッシラス、インディアンミミックサージョンフィッシュ、イロブダイ、 イバラカンザシ、 ムスジコショウダイ、カスミアジ、キツネフエフキ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、クロコショウダイ、ゴマモンガラ、 コクテンフグ、コラーレバタフライフィッシュ、スカンクアネモネフィッシュ、ツバメウオ、ドクウツボ、ヘラヤガラ、etc.
ダイブ2
ポイント名 :ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:12:50
ダイブタイム :46分
最大深度 :25.2m
透明度 :15-20m
水温 :24 – 29℃
生物 :コブシメ、モヨウフグ、アラレフグ、ネズミフグ、スカシテンジクダイ、アカヒメジ、アオヤガラ、アンダマンミミックファイルフィッシュ、アカモンガラ、イソマグロ、イエローバックフュージュラー、インデ ィアンバガボンドバタフライフィッシュ、インディアンドラゴン、 インディアンダッシラス、インディアンミミックサージョンフィッシュ、イロブダイ、 イバラカンザシ、 ムスジコショウダイ、カスミアジ、キツネフエフキ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、クロコショウダイ、ゴマモンガラ、 コクテンフグ、コラーレバタフライフィッシュ、スカンクアネモネフィッシュ、ツバメウオ、ドクウツボ、ヘラヤガラ、etc.
ダイブ3
ポイント名 :ビーコンリーフ(シミラン諸島 No.8)
エントリー時間:16:13
ダイブタイム :49分
最大深度 :26.3m
透明度 :10−20m
水温 :27 – 29℃
生物 :ホワイトチップシャーク 、ジェンキンスホイップレイ、 スカシテンジクダイ、カクレクマノミ、カスミアジ、ブラックピラミッドバタフライフィッシュ、 インディアンダッシラス、ドクウツボ、 スカンクアネモネフィッシュ、キツネフエフキ、 クマノミ 、イソマグロ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、カスミアジ、アカヒメジ、パウダーブルーサージョンフィッシュ、etc..
ダイブ4
ポイント名 :ツナミ モニュメント(シミラン諸島 No.6)
エントリー時間:18:36
ダイブタイム :33分
最大深度 :6.8m
透明度 :-m
水温 :28℃
生物 :オオアカヒヅメガニ、オトヒメエビ、スザクサラサエビ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、スカシテンジクダイ、etc…
ダイブ5
ポイント名 : ツナレック(シミラン諸島 No.5)
エントリー時間:6:58
ダイブタイム :47分
最大深度 :31.4m
透明度 :15 – 25m
水温 :25 – 29℃
生物 :カスミアジ、 コクテンフグ、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、 キンセンフエダイ、キツネフエフキ、 ブラックピラミッドバタフライフィッシュ、イエローバックフュージュラー、ウミウチワ、スカシテンジクダイ、カスミアジ、インディアンドラゴン、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、パウダーブルーサージョンフィッシュ、etc..
ダイブ6
ポイント名 :ストーンヘンジ(シミラン諸島 No.4)
エントリー時間:9:58
ダイブタイム :44分
最大深度 :22.6m
透明度 :20-25m
水温 :26 – 29℃
生物 :レオパードシャーク 、ナポレオンフィッシュ 、ゴシキエビ、イエローバックフュージュラー、キンギョハナダイ、コクテンフグ、スカシテンジクダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、スカシテンジクダイ、カスミアジ、モヨウフグ、アカヒメジ、ドクウツボ、イエローダッシュフュージュラー、etc.
ダイブ7
ポイント名 :ハネムーンベイ(シミラン諸島 NO.4)
エントリー時間:12:29
ダイブタイム :41分
最大深度 :29.5m
透明度 :20 – 25m
水温 :27 – 29℃
生物 :キツネフエフキ、カクレクマノミ、クマノミ 、イソマグロ、ブルーダッシュフュカスミアジ、アカヒメジ、カクレクマノミ、チンアナゴ(ガーデンイール)、スカシテンジクダイ、パウダーブルーサージョンフィッシュ、ヤッコエイ、ホウセキキントキ、ヨスジフエダイ、コクテンフグ、スカシテンジクダイ、 etc…