クルーズ名 :シミラン諸島〜リチェリューロック デラックス クルーズ
クルーズ船 :パワラ号
開催期間 :2019年2月26日 -3月2日
担当スタッフ :マサ
お客様人数 :3名様
サーモクライン入りすぎで透明度はいまいちでしたが、魚影濃すぎて面白かったです!!
2019年2月26日から3月2日までの4泊5日の日程で、シミラン諸島、ボン島、タチャイ島、スリン諸島、リチェリューロックを巡るダイブクルーズに行ってきました。
今回ご一緒させていただいたお客様は、シミランクルーズ3回目になるリピーターのY様。いつもは和歌山周辺でダイビングをされているそうで、和歌山までの渋滞なく移動するためバイクの免許を取得したり、船舶の免許を取得したりとダイビングをきっかけに、日々、新しい事にチャレンジされているお客様。ダイビング中もより快適にダイビングができるようになるにはどうしたらよいか?を考えながら、ウエイトを減らしてみたり、水中での呼吸の方法を変えてみたりと常に上を目指してダイビングされているのが印象的でした。お二人でご参加いただいたY様とY様は、普段、神子元の流れの強い神子元でダイビングをされているようで、ロングフィンのバラクーダを持参、最初は、たくさん泳ぐ方たちなんだろうな…と警戒していましたが、水中に入ってみると自分よりも前に出ず、ルールを守ってダイビングをしてくれるお客様でした(ポイントによってはロングフィンで大変そうでしたが…)。自分たちのことだけでなく、ガイドが海のコンディションやお客様のスキルを考慮して、どのようにガイドをするのか?など、いろいろと興味をお持ちで、夜は、皆さんがお持ちいただいたお酒や日本のおつまみをいただきながら、1日のダイビングを振り返り良かったとこや反省点などを分析したり、過去にダイビングをした場所の思い出話しなど、あっという間に時間が過ぎて行きました。
今回は、シミラン諸島初日の朝から風が強く、波が立っており東側のポイントでは潜れませんででしたが、2日目以降は風も穏やかになり波もほとんどありませんでした。天候も良く、雲ひとつない青空が広がり、夜は満天の星空を見ることができました。流れはほとんどなくどのポイントも快適でしたが、今回もサーモクラインが頻繁に入っており、一番冷たいところで25度と南国の海とは程遠いコンディションとなりました(浅瀬は、29度と暖かかったです)。
1本目は、東側からの風が吹いていたため、シミラン諸島4番目の西側のストーンヘンジでダイビングをしました。普段潜ることがない西側は、ガレ場が広がっていましたが、北側に移動するにつれてダイナミクな大きな岩が積み重なっており、岩と岩の隙間から差し込む太陽の光がとても美しくチェックダイビングを兼ねてのんびり潜ることができました。
2本目は、シミラン諸島7番目の西側にあるウエストオブエデン。大きな岩から生えている大きな数枚のウミウチワが見ものですが、冷たく緑がかったサーモクラインが深場に溜まっていたため、今回は浅瀬の暖かい場所を潜ることにしました。数匹のカスミアジがブルーダッシュヒュージュラーを追い掛け回している光景や大きなオニカマスが水面付近を泳いでいくなど迫力のあるダイビングを楽しみました。
3本目は、シミラン諸島8番目の西側にあるタートルロック。エントリー時は真っ青な海が広がっていましたが、ここもサーモクラインの餌食に..。深場ではヤッコエイやガーデンイールなどを確認後、サーモクラインを避けるべく浅瀬へ移動。大きな岩と岩の間はいくつものスイムスルーがあり、穴をくぐったりチャネルを通ったりと地形を堪能しました。
4本目のナイトダイビングの前には、ビーチ上陸タイムがありお二人と一緒にセイルロックに登ったり、ビーチで大きなミズトカゲやリスなど自然の生物とも触れ合うことができました。
ナイトダイブは、ビーチ前の比較的浅いエリアでダイビング。大きな爪をもった真っ赤なオオアカヒヅメガニがたくさん目に付いた他、サンゴの間から目だけを出しているタコや岩の隙間でぐっすり眠るブダイなど夜のマリンライフを見てきました。
2日目は、風も収まりシミラン諸島9番目の東側、スリーツリーズでダイビングをしました。砂地でハゼやヤッコエイなどを観察した後、カメやバラクーダを探しに深度を上げました。自分の見つけたいオーラが強すぎたのかどちらも視界に入らず見つけることができませんでしたが、ゆるやかな流れに身を任せ朝の1本目から癒されました。
2、3本目はボン島へ移動。エントリー直後はいつもの透明度が戻ったかのようにスコーンと抜けた真っ青な海が広がっていましたが、すぐに25度の緑色のサーモクラインが入り込み震えてしまいましたが、魚たちは嬉しそうでカスミアジの大群やフュージュラー、キツネフエフキなどの群れが元気に泳いでいました。4本目は、タチャイ島の南にあるタチャイピナクル。ちょうど潮が止まった時買ったんでしたが、黄色いイエローバックフュージュラーと青い蛍光塗料を塗ったようなブルーダッシュフュージュラーが層をなすように群れ360度魚に囲まれたダイビングでした。大きな魚も期待したのですが…遭遇することができませんでした。
夜は、スリン諸島で停泊。
お酒を飲みながら、皆さんと楽しい時間を過ごしました。
3日目は、スリン諸島のアオパカードで潜りました。砂地を流していくとガーデンイールやメタリックシュリンプゴビーなどのマクロを始め、大きなエイ(ジェンキンス)にも遭遇することができました。シミラン諸島では見ることができないチョウチョコショウダイがクリーニングされている様子も確認できました。2、3、4本目はこのクルーズのハイライト、リチェリューロック。1本目は、マクロ生物をメインに潜りました。イバラタツ、ニシキフウライウオ、トマトアネモネフィッシュなど元気な姿を見ることができました(深場は茶色いサーモクラインが入ってきており透明度は2mくらい….なんとかイバラタツまでたどり着くことができました)。2、3本目は、大物を探すべく潮通しの良い場所で粘りましたが、大物は現れず…その代わりに、バラクーダやアジの大群など魚影の濃いダイビングを楽しみました。
4日目は、カオラック沖にあるブンソンレック。フエダイやフグなどが群れ今回潜ってきた場所と全く違った生態系を楽しみました。
今回も愉快なお客様に恵まれ、あっという間の5日間でした。
船上でも海の中でも楽しい時間をご一緒させていただきありがとうございました。
機会がございましたらぜひ、遊びにいらしてください。
また、ご一緒にダイビングできるのを楽しみにしております。
今回撮影した動画をFacebookファンーページの方でアップしています。
以下、動画イメージよりご覧下さい!
以下ダイブログです。
ダイブログ
ダイブ1
ポイント名 :ストーンヘンジ(シミラン諸島 No.4)
エントリー時間:8:13
ダイブタイム :47分
最大深度 :17.4m
透明度 :10-20m
水温 :27-29℃
生物 : キンギョハナダイ、カクレクマノミ、クマノミ 、イソマグロ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、カスミアジ、アカヒメジ、スカシテンジクダイ、パウダーブルーサージョンフィッシュ、 スカンクアネモネフィッシュ、 ブラックピラミッドバタフライフィッシュ、アンダマンスウィートリップス、イエローバックフュージュラー、ムカデミノウミウシ、スカシテンジクダイ、etc…
ダイブ2
ポイント名 :ウエストオブエデン(シミラン諸島 No.7)
エントリー時間:11:36
ダイブタイム :47分
最大深度 :18.3m
透明度 :5−20m
水温 :27-29℃
生物 :ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、イエローバックフュージュラー、 スカシテンジクダイ、カスミアジ、ムスジコショウダイ、アカヒメジ、カスミアジ、クマノミ 、 スカンクアネモネフィッシュ、ブラックピラミッドバタフライフィッシュ、オニカマス、ハナヤサイサンゴ、ベニカエルアンコウ、オオアカホシサンゴガニ、etc…
ダイブ3
ポイント名 :タートルロック(シミラン諸島 No.8)
エントリー時間:14:41
ダイブタイム :46分
最大深度 :22.9m
透明度 :10−20m
水温 :27-29℃
生物 :スカシテンジクダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、イエローバックフュージュラー、カスミアジ、スカンクアネモネフィッシュ、ヤッコエイ、チンアナゴ(ガーデンイール)、 etc…
ダイブ4
ポイント名 :ドナルドダックベイ(シミラン諸島 No.8)
エントリー時間:18:57
ダイブタイム :43分
最大深度 :14.3m
透明度 :-
水温 :28℃
生物 :イロブダイ、ヒトヅラハリセンボン、アカモンガラ、キビナゴ、ドクウツボ、 コクテンフグ、 オトヒメエビ、ネッタイミノカサゴ、オオアカヒヅメガニ、 etc…
ダイブ5
ポイント名 : スリーツリーズ(シミラン諸島 No.9)
エントリー時間:7:29
ダイブタイム :50分
最大深度 :20.7m
透明度 :25m
水温 :29℃
生物 :アンダマンフォックスフェース、パウダーブルーサージョンフィッシュ、スカシテンジクダイ、ドクウツボ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、イエローバックフュージュラー、クマノミ、アカモンガラ、モンガラカワハギ、ノコギリダイ、ヨスジフエダイ、etc…
ダイブ6
ポイント名 :ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:10:48
ダイブタイム :45分
最大深度 :22.9m
透明度 :5-30m
水温 :25-29℃
生物 :イエローバックフュージュラー、スカンクアネモネフィッシュ、カスミアジ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、ナポレオンフィッシュ 、モヨウフグ、アオヤガラ、ヘラヤガラ、スカシテンジクダイ、キツネフエフキ、etc…
ダイブ7
ポイント名 :ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:13:52
ダイブタイム :48分
最大深度 :18m
透明度 :5-30m
水温 :25-29℃
生物 :イエローバックフュージュラー、スカンクアネモネフィッシュ、カスミアジ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、モヨウフグ、アオヤガラ、ヘラヤガラ、スカシテンジクダイ、キツネフエフキ、etc…
ダイブ8
ポイント名 :タチャイピナクル(タチャイ島)
エントリー時間:17:10
ダイブタイム :43分
最大深度 :20.4m
透明度 :10-20m
水温 :27-29℃
生物 :イエローバックフュージュラー、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、コラーレバタフライフィッシュ、 イソマグロ、スカシテンジクダイ、アカマダラハタ、etc…
ダイブ9
ポイント名 :アオパカード(スリン諸島)
エントリー時間:7:23
ダイブタイム :42分
最大深度 :18.6m
透明度 :20m
水温 :29℃
生物 :ヤッコエイ、ローランドダムゼル、インディアンダッシラス、チンアナゴ(ガーデンイール)、 ナポレオンフィッシュ 、オニカマス、チョウチョコショウダイ、ジェンキンスホイップレイ(エイ)、etc…
ダイブ10
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:10:41
ダイブタイム :44分
最大深度 :31.1m
透明度 :5-10m
水温 :27-29℃
生物 :ツムブリ、トマトアネモネフィッシュ、ニシキフウライウオ(ゴーストパイプフィッシュ)、 イエローバンドフュージュラー、ロウニンアジ、ギンガメアジ、ユカタハタ、イエローダッシュフュージュラー、ネッタイミノカサゴ、ホソフエダイ、ミナミハコフグ、ウルマカサゴ、ピックハンドルバラクーダ(イエローフィンバラクーダ)、ギンガメアジ、 カスミアジ、スカシテンジクダイ、 ヨスジフエダイ、キンセンフエダイ、ハナミノカサゴ、ブラックフィンバラクーダ、マブタシマアジ、ツバメウオ、タイガーテールシーホース、etc…
ダイブ11
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:13:52
ダイブタイム :52分
最大深度 :24.1m
透明度 :5-15m
水温 :27-29℃
生物 :ツムブリ、ニシキフウライウオ(ゴーストパイプフィッシュ)、 イエローバンドフュージュラー、ロウニンアジ、ギンガメアジ、ユカタハタ、イエローダッシュフュージュラー、ネッタイミノカサゴ、ホソフエダイ、ミナミハコフグ、ウルマカサゴ、ピックハンドルバラクーダ(イエローフィンバラクーダ)、ギンガメアジ、 カスミアジ、スカシテンジクダイ、 ヨスジフエダイ、キンセンフエダイ、ハナミノカサゴ、ブラックフィンバラクーダ、マブタシマアジ、ツバメウオ、etc…
ダイブ12
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:16:57
ダイブタイム :44分
最大深度 :14m
透明度 :5-15m
水温 :27-29℃
生物 :ツムブリ、トマトアネモネフィッシュ、ニシキフウライウオ(ゴーストパイプフィッシュ)、 イエローバンドフュージュラー、ロウニンアジ、ギンガメアジ、ユカタハタ、イエローダッシュフュージュラー、ネッタイミノカサゴ、ホソフエダイ、ミナミハコフグ、ウルマカサゴ、ピックハンドルバラクーダ(イエローフィンバラクーダ)、ギンガメアジ、 カスミアジ、スカシテンジクダイ、 ヨスジフエダイ、キンセンフエダイ、ハナミノカサゴ、ブラックフィンバラクーダ、マブタシマアジ、ツバメウオ、タイガーテールシーホース、etc…
ダイブ13
ポイント名 :ブンソンレック
エントリー時間:7:25
ダイブタイム :46分
最大深度 :18.9m
透明度 :15m
水温 :29℃
生物 :二セクロホシフエダイ、クロホシフエダイ、ネズミフグ、ヒトヅラハリセンボン、 モンダルマカレイ、 モンジャウミウシ、キンセンフエダイ、ハニーカムモレイ、ハナミノカサゴ、メタリックシュリンプゴビー、イトヒキアジ、ホソヒラアジ、フタホシタカノハハゼ、ヤッコエイ、ヘコアユ、etc…
ダイブ14
ポイント名 :ブンソンレック
エントリー時間:10:33
ダイブタイム :43分
最大深度 :18.9m
透明度 :15m
水温 :29℃
生物 :二セクロホシフエダイ、クロホシフエダイ、ネズミフグ、ヒトヅラハリセンボン、 モンダルマカレイ、 モンジャウミウシ、キンセンフエダイ、ハニーカムモレイ、ハナミノカサゴ、メタリックシュリンプゴビー、イトヒキアジ、ホソヒラアジ、フタホシタカノハハゼ、ヤッコエイ、etc…