特別企画コモドクルーズ: ブラックマンタ号 18-23.SEP.2014

クルーズ名 :特別企画 コモドクルーズ
クルーズ船 :ブラックマンタ号
開催期間  :2014年9月18日〜9月23日
担当スタッフ:マコ
お客様人数 :2名様

 

ブラックマンタ号@Komodo

ブラックマンタ号@Komodo

秋の特別企画、コモドクルーズ!今 回のゲストは、リピーターの某新聞社勤務のNSさんと会社員MSさん。
クルーズの出港するフローレス島のラブアンバジョへは、バリ島から複数の航空会社(Wing Air, Garuda Indonesia, Trans Nusa など)がフライトを飛ばしています。最近、ラブアンバジョの空港ターミナルが、大幅に拡張され、乗り入れる航空会社も増え、アクセスがグーンと良くなりました。
今回、私とNSさんはTrans Nusa を利用。航空会社のウェブサイトから、意外とスムースに予約できました。MSさんはライオンエアでご到着。船上で合流です。お二人ともコモドは初めてとの こと、NSさんは、ナイトロックス講習の予習をして来ていただき、準備は万端1本目からナイトロックスタンク使用で準備万端!

船上は、20名のお客様で満席、アメリカ、ドイツ、ベルギー、香港、シンガポールなどなど、いろんな国からのお客様で、インターナショナルなムードたっぷりでした。
クルーズ中は常に快晴に恵まれ、覚悟していた強烈な流れも一部のポイントを除いては、思いのほかマイルド。ノースコモドでは透明度が高く、目の覚める様なブルーの海でのダイビングを楽しむことができました。
水中でのイルカの登場や、コモドドラゴンの補食シーンなどのサプライズもあり、大満足のクルーズでした!

以下ダイブログです。

■1日目

ラブアンバジョ空港@フローレス島

ラブアンバジョ空港@フローレス島

 

【動画】なし

【ダイブ1】
午後到着のお客さんを待っている間にチェックダイブ。オーソドックスなリーフから、ウォールへと続くポイン。アカクク リ、各種ヤッコダイなどのリーフフィッシュが見られました。1m近くある大きなエンマゴチやシミランでは見られない、イナズマヤッコが印象的でした。

ポイント名  :ビダダリ(ラブアンバジョ沖)
エントリー時間:13:48
エキジット時間:14:54
最大深度   :21.6m
透明度    :15-20m
水温     :27℃
生物:アカククリ、クロコダイルフィッシュ、クロユリハゼ、緑のウミウシ、タテジマキンチャクダイ、イナズマヤッコ、ニシキヤッコ、アデヤッコ、ロクセンヤッコ、クマノミ、イソギンチャクカクレエビ、頭の黄色いスズメダイ、青と黄色のギンポ?etc.

【ダイブ2(ナイト)】
エダサンゴの群生が素晴らしいリーフから、ウォールへと続くポイント。透明度が非常に良く、リーフでは大きなミカドウミウシが3匹、オニダルマオコゼのほ か、ウォールの壁沿いには、沢山の甲殻類を観察 できまました。水面に浮上すると、満天の星空。天の川がくっきり見えました。この時期のコモドは、ほとんど雨が降らないので、雲はほとんどなく、ナイトダ イブのあとは、たいてい素晴らしい星空が見られるそうです。

ポイント名  :ミニウォール(コモドの手前の島)
エントリー時間:18:28
エキジット時間:19:27
最大深度   :16.2m
透明度    :20-25m
水温     :27℃
生物:ミカドウミウシ、オニダルマオコゼ、オトヒメエビ、コマチコシオリエビ、ウミシダ宿りエビ、サラサエビ風のデカいヤツ、イシガキフグ、なんとかタン、夜光虫、満天の星空、etc.

 

■2日目

色鮮やかなカエルアンコウ@Cannibal Rock

色鮮やかなカエルアンコウ@Cannibal Rock

 

【動画】https://www.facebook.com/video.php?v=922157644464309&set=vb.298219326858147&type=2&theater

ブ ラックマンタ号は、夜間に移動しコモド島南部へ。南部のポイントは、深場からの養分の濃い冷たい水が入ってくるため、水温が低く、透明度が少し落ちます。 その代わり、マクロ生物の豊富なカンニバルロックや、マンタが複数枚見れることが多いマンタアレーなど人気ポイントがあります。夏場は南からのうねりが入 るため、行けないことが多く、今回ブラックマンタ号も、2ヶ月ぶりとのこと。

【ダイブ3】マンタアレー
絶壁の様な岩肌の入り江にある小さな岩礁です。エントリーすると、水温は24度。冷たさが体にしみます。やはり濁りが入っていて、透明度は10mちょっ と。水深25mほどのところにある、マンタのクリーニングステーションに直行すると、早速マンタが1枚登場、リーフに沿って流れの当たるコーナーまで行く と、ガイドからUターンのサイン。うねりと流れが強く、引き返すことに、深度を変えて同じコースを引き返すと、さらに2枚のマンタが現れました。

ポイント名  :マンタアレー(サウスコモド)
エントリー時間:06:40
エキジット時間:07:33
最大深度   :25.9m
透明度    :10-15m
水温     :24℃
生物:マンタ2枚、カマスサワラ、バイカラーエンジェルフィッシュ、サザナミトサカハギ、テングハギ、アズールダムゼル、スレッドフィンフレームバスレット、etc.

【ダイブ4】カンニバルロック
コモド島に隣接するリンチャ島南部の入り江にある、カエルアンコウなどのマクロ生物が豊富な隠れ根ポイント。リーフの表面を色とりどりのウミシダ、ホヤ 類、海面類が覆い尽くしていて、とてもカラフル。人の頭ほどの大きさのある、オオモンカエルアンコウや色とりどりのウミウシのほか、カスミアジやロウニン アジの補食シーンも見られました。。

ポイント名  :カンニバルロック(サウスコモド)
エントリー時間:11:47
エキジット時間:12:55
最大深度   :21.0m
透明度    :10-15m
水温     :24℃
生物:オオモンカエルアンコウ紫、オオモンカエルアンコウオレンジ、ウミウシ、サザナミヤッコ、スレッドフィンフレームバスレット、ウミガメ、モヨウフグ、カスミアジの補食、ロウニンアジ、クマザサハナムロ、etc.

【ダイブ5】トビドー アレー
シビレエイ(Torpedo Ray)が生息しているので、この名前がついているとのこと。黒い砂の砂地のスロープにリーフが点在するポイント。砂地にはウミエラやイソギンチャクがあ り、一見伊豆の用な雰囲気でした。残念ながら、し美麗にはお目にかかれませんでしたが、ジョーフィッシュの口内保育や、バブルコーラルシュリンプ、ボロカ サゴの幼魚などマクロ生物が沢山見れました。

ポイント名  :トビドー アレー(サウスコモド)
エントリー時間:15:09
エキジット時間:16:17
最大深度   :18.5m
透明度    :10-15m
水温     :24℃
生物:ジョーフィッシュ口内保育、イカ、ゴンズイ玉、ホシテンス幼魚、アカスジシラヒゲエビ、サラサエビ、バブルコーラルシュリンプ、バーレルスポンジ、ウミスズメの仲間、etc.

【ドラゴンフィーディング】
停泊していた入り江のビーチに、野生のコモドドラゴンを発見。近くに浮いていた、巨大ハタの死骸をビーチへ引きずり上げると、7匹のドラゴンが集まって来て奪い合う様に食べていました。

【ダイブ6】
トビドー アレーに隣接したビーチポイント。黒い砂地には、海鰓やソフトコーラルと共生する、いろいろな種類の甲殻類や、ボロカサゴの幼魚、色鮮やかなヒメヤマノカミの仲間、シビレエイ等を見ることができました。

ポイント名  :パシール(サウスコモド)
エントリー時間:18:37
エキジット時間:19:35
最大深度   :14.6m
透明度    :10-15m
水温     :25℃
生物:デコレーテッドクラブ、ウミウシ各種、ヒメヤマノカミの仲間、ライノス幼魚、ヤドカリwithイソギンチャク、トピドーレイ、etc.

 

■3日目

マンタ@Shot Gun

マンタ@Shot Gun

ロウニン味の群れ@Castle Rock

ロウニン味の群れ@Castle Rock

 

【動画】https://www.facebook.com/video.php?v=922217854458288&set=vb.298219326858147&type=2&theater

夜間のうちに北上し、コモド島北部のポイントへ。北部のポイントの平均水温は27℃。南のポイントから上がってくると、随分暖かく感じます。透明度も25m〜30mと気持ちよく抜けています。サメやマンタの大物を期待して、コモド北部ポイントでのダイビングスタートです。

【ダイブ7】
コモド北部でイチオシの隠れ根ポイント。エントリーすると眼下には、大きなフュージリアの群れ。それを取り巻くロウニンアジやカスミアジ。水底ギリギリを すすみ、フュージリアの群れのすぐ近くまで行き着底すると、ホワイトチイプシャーク、グレーリーフシャークも集まって来ました。時折ロウニンアジがアタッ クをかけ、小魚たちが一斉に逃げ惑う補食シーンや、サメの多さに大興奮のダイビングでした。

ポイント名  :キャッスルロック(ノースコモド)
エントリー時間:06:25
エキジット時間:07:16
最大深度   :22.3m
透明度    :25-30m
水温     :27℃
生物:グレーリーフシャーク3匹、ホワイトチップシャーク、ロウニンアジの群れ、カスミアジの群れ、イソマグロ、ナポレオンフィッシュ、カスミチョウチョウウオ、サドルドバタフライフィッシュ、バイカラーエンジェルフィッシュ、etc.

【ダイブ8】
コモド島北部の岬とその突端にある小さな島の間のチャネルを潜るドリフトダイブ。チャネルを通る際の強烈な流れから、この名前が付けられてたとのこと。エ ントリーポイントとなる隠れ根ではバラクーダの群れ、チャネル手前の砂地では、ピグミーシーホースが見られました。いざチャネルに入るとまさに激流。まる で遡上するシャケのように、流れに逆らって泳いでくるマンタを見ることができました。

ポイント名  :ショットガン(ノースコモド)
エントリー時間:10:57
エキジット時間:11:57
最大深度   :22.0m
透明度    :25-30m
水温     :27℃
生物:バラクーダの群れ、ピグミーシーホース、ロウニンアジの群れ、マンタ2枚、アカククリ、クマザサハナムロ、ヤイトハタ、アカマダラハタ、etc.

【ダイブ9】
キャッスルロックと並んで、サメなどの大物が期待できる岩礁ポイント。
メインの岩礁から続く根沿いに、ロウニンアジやカスミアジなどのヒカリモノの他、ホワイトチップ、グレーリーフシャークなどの主のが行き交っていました。流れが複雑で、場所に掘ってはダウンカレントも入っていました。

ポイント名  :クリスタルロック(ノースコモド)
エントリー時間:13:10
エキジット時間:13:58
最大深度   :16.8m
透明度    :25-30m
水温     :27℃
生物:グレーリーフシャーク、ホワイトチップシャーク、ロウニンアジの群れ、カスミアジの群れ、ロクセンヤッコ、イナズマヤッコ、etc.

【ヒルクライム】
ゴールデンパッセージの近くにある島の山頂に登る小トレッキング。登りは約20分。ちょっとしんどいと列記んでしたが、山頂からは、美しいリーフと夕焼けが堪能できました。

【ダイブ10】
ゴールデンパッセージから続くリーフを潜るナイトダイブ。ローカルボートの停泊地伴っていて、少々ゴミがありましたが、スポンジや、活きたクラゲを運ぶキャリーイングクラブや、ウミエラに共生するカニ、ワニゴチやヒメヤマノカミの仲間がみられました。

ポイント名  :ダンカル(ノースコモド)
エントリー時間:18:47
エキジット時間:19:47
最大深度   :22.6m
透明度    :10-15m
水温     :27℃
生物:キャリーイングクラブ(スポンジ&クラゲ)、ヒメヤマノカミの仲間、ワニゴチ、フグ幼魚、ウミエラに共生するカニ、、etc.

 

■4日目

4頭のイルカが現れた!@ Castle Rock

4頭のイルカが現れた!@ Castle Rock

 

【動画】https://www.facebook.com/video.php?v=922302987783108&set=vb.298219326858147&type=2&theater

4日目も引き続き、コモド島北部のポイントでのダイビング。早朝は、昨日好評だったキャッスルロックに時間を早めて再挑戦。爽快などリフトダイビングが楽しめる、ゴールデンパッセージ。複雑な流れで有名なバトゥボランと続きます。

【ダイブ11】
前日好評だったキャッスルロックに、さらに時間を早めてエントリー。
前日と同様、フュージリアの群れを取り巻く、ロウニンアジ、カスミアジの群れに、ホワイトチップ、グレーリーフシャークのオンパレード、そして最後には、イルカが4頭現れ、大満足のダイビングでした!

ポイント名  : キャッスルロック(ノースコモド)
エントリー時間:06:47
エキジット時間:07:50
最大深度   :24.1m
透明度    :25-30m
水温     :27℃
生物:ロウニンアジの群れ、カスミアジの群れ、ホワイトチップシャーク、グレーリーフシャーク、イルカ4匹、サドルドバタフライフィッシュ、黄色に黒いグラデーションスポットのチョウチョウウオ、ナポレオン、イソマグロの編隊。

【ダイブ12】
前日のショットガン同様チャネルを潜るドリフトダイビング。
前半は白砂のリーフに様々なコーラルフィッシュや、ピグミーシーホース。砂地で寝ているホワイトチイプシャークが見られました。チャネルをドリフとして行くと、グレーリーフシャークの子供や流れを使って捕食しているマンタが見られました。

ポイント名  :ゴールデンパセージ(ノースコモド)
エントリー時間:10:41
エキジット時間:12:00
最大深度   :22.0m
透明度    :25-30m
水温     :27℃
生物:マンタ、ホワイトチイプシャーク、グレーリーフシャークの子供、マークさんの1000本記念、

【ダイブ13】
強烈で複雑な流れで有名なこのポイントは、案の定、流れが強く、水面から見ても潮目がハッキリするほどの流れの強さ。流れの紙からのエントリーは諦め、流 れの影で潜ることに。70mほどまで落ち込むスロープを往復しながらのリーフダイブ。強い流れを避けて島影に集まって来たコーラルフィッシュや沢山のウミ ガメを見ることができました。

ポイント名  :バトゥボラン(ノースコモド)
エントリー時間:13:02
エキジット時間:14:03
最大深度   :29.0m
透明度    :25-30m
水温     :27℃
生物:ロウニンアジ、カスミアジ、ナポレオンフィッシュ、アオウミガメ、タイマイ、オトメベラ、オヤビッチャ

【ダイブ14】
多様なマクロ生物が棲息するポイント。カエルアンコウ。ヒメオコゼ、サンゴモエビの仲間など、沢山のマクロ生物を観察できました。

ポイント名  :ワイニル(ノースコモド)
エントリー時間:18:36
エキジット時間:19:49
最大深度   :14.2m
透明度    :10m
水温     :27℃
生物:カエルアンコウ。ヒメオコゼ、サンゴモエビ、各種ウミウシ

 

■5日目

IMG_0613

【動画】https://www.facebook.com/video.php?v=922935127719894&set=vb.298219326858147&type=2&theater

5 日目は最終日。引き続き、コモド島北部のポイントで2本のダイビング。エダサンゴの群生が見事なシバケシルとマンタの行列が見られることもあるマカサー リーフで潜ります。午後は、翌日のフライトに備えて潜らず、コモドドラゴンを観察するドラゴンウォーク。リンチャ島の国立公園事務所を訪れて、レンジャー とともに島内を散策します。

【ダイブ15】

エダサンゴの群生が見事なリーフを潜る癒し系ダイビング。スズメダイやハナダイの群れ、沢山のウミガメや、シミランではお目にかかれない、パーフルクイーンと言うハナゴイの仲間も見ることができました。

ポイント名  :シアバケシル(ノースコモド)
エントリー時間:07:41
エキジット時間:08:57
最大深度   :28.0m
透明度    :25-30m
水温     :27℃
生物:モヨウフグ、ウミガメ、パープルクイーン、バイカラーエンジェルフィッシュ、ロクセンヤッコ、アデヤッコ、イナズマヤッコ、オオアカホシカニダマシなど。

【ダイブ16】
別名マンタポイントとも呼ばれるこのポイントは、コモド島東海岸にある浅くて長ーいリーフ。サンゴのガレ場にリーフが点在する、一見つまらないポイントで すが、マンタの補食&クリーニングポイントになっています。流れが若干弱まるリーフのくぼみに、クリーニングに来たマンタが旋回します。70分のダイビン グで5枚のマンタに遭遇できました。

ポイント名  :マカサー リーフ(ノースコモド)
エントリー時間:11:16
エキジット時間:12:29
最大深度   :14.9m
透明度    :10-15m
水温     :28℃
生物:マンタ5枚、モヨウフグ、ウミガメ、パープルクイーン、バイカラーエンジェルフィッシュ、オビテンスモドキなど

以上、コモドクルーズのレポートでした!

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