チェンデラワシ湾
極楽鳥の由来を持つ
チェンデラワシの海
パプアニューギニアとまたがるニューギニア島の北西部にある大きな湾。赤道に近く熱帯雨林気候のため、雨が降ることが多く緑豊かな美しい島々を形成している。チェンデラワシとは、インドネシア語で「極楽鳥」の意味合いを持ち、たくさんの色彩豊かな生物が生息している事からこの名がついたとされる。ジンベイザメが集まるダイブサイトとしても有名で、群れで見ることができる珍しい場所です。珊瑚礁や地形ポイントも多くまた、固有種も多いので他ではなかなか見られない珍しい魚もみられます。
▲極楽鳥
新種の極楽鳥が数多く生息するエリアです。
ジンベイザメの群れが集まる
世界でも希少なダイブサイト
ジンベエザメの生息海域として知られるチェンデラワシ湾。通常４〜５匹、多くて１０匹のジンベイザメに出会う事ができる驚愕の海です。チェンデラワシ湾では、バガン船から漁網を垂らし小魚を獲る伝統的な漁法があり、ジンベイザメはおこぼれを貰うべく船の周りに集まってくる習性があります。小魚やプランクトンを食べている間はほとんど動く事がありませんので、至近距離でジンベイザメを心ゆくまでご堪能いただけます。
▲バガン船に集まるジンベイザメの群れ
漁で獲った小魚などを狙って、ジンベイザメが船に集まってきます。
ガラパゴスの異名を持つ
固有種が豊富な海域
魚類学者がインドネシアのガラパゴスと呼んだこともあるほど、極楽鳥のような色彩豊かな固有種や生物が多く生息しています。 ナイトダイビングでしか見る事ができない「チェンデラワシウォーキングシャーク（サメ）」や極楽鳥のような美しい色彩をしたベラの仲間「ウォルトンズ フラッシャーラス」や「チェンデラワシワラーセ」も見る事ができます。白黒カラーのチョウチョウウオ「バージェスバタフライフィッシュ」など他ではなかなか見られない珍しい魚をお楽しみいいただけます。
▲極楽鳥カラーの固有種たち
美しい色合いの固有種を観察することができます。
戦時中の戦闘機が眠る
時代の足跡が残る場所
ダイブクルーズ中に訪れるリッポン島周辺には、第二次世界大戦中に沈んだとされる戦闘機が眠っています。１２m付近に眠る戦闘機は胴体部がほとんどないものの操縦席と主翼の一部を見る事ができます。操縦席を見渡すと日本語表記が書かれたプレートもあり、日本の零戦である事が分かります。
▲ヌマムラン海峡
第二次世界大戦時の零戦が眠っています。
