ダイブクルーズのルール
シミラン諸島国立公園の禁止事項
シミラン諸島は、国立公園に指定されたマリンブルーの海と真っ白なビーチに囲まれたとても美しい自然が保護されたエリアとなります。この美しい自然をいつまでも保って行くために国立公園より定められた以下の禁止事項を守ってください。
- お持ちになられた物はすべて持ち帰り、ゴミのポイ捨ては禁止されております。
- ペットボトル等のプラスティック製品の持ち込みは固く禁止されております。
- シミラン諸島海域内では、釣り、スピアフィッシングは固く禁止されております。
- シミラン諸島海域内では、生物への接触、水底への着底、珊瑚、貝殻等の持ち帰りは固く禁止されております。
- シミラン諸島4番、8番の島以外への島への上陸は禁止されております。
- オキシベンゾン、オクチノキサート、4−メチルベンジル、ブチルパラベンを含むすべての日焼け止め製品の使用は、固く禁止されており罰金刑の対象となります。
ダイビングの手順
エントリー方法
- タンクのバルブを開け残圧を確認して、すべて装着し、バディーチェックの後、船尾のエントリーデッキからジャイアントストライドでエントリーします。ナイトロックスタンクをご利用の場合は、コンピューター の設定を再確認してください。
- 船がエントリーポイントまで近づいたらキャプテの OK サインの音が出ますが、ガイドの合図があるまで はエントリーしないでください。もしタイミングを逃しても、焦らず次のタイミングまで待ってください。
- 着水後水面移動をする際も、ガイドの声が聞こえる様、顔は水面の上に出しておいてください。
- ディンギーからのエントリーの場合は、器材を背負い、フィンをボートクルーに渡してから、ゆっくりと手を借りて乗船して下さい。詰めて座って 頂き、フィンを履いてください。ポイントにつきましたら、ガイドの指示に従って、バックロールにてエントリーして頂きます。エントリー後はボートから離れて下さい。本船とのドッキング時は、ディンギーと本 船の間で指を挟まないように気を付けて頂き、滑りやすいので必ず手をかりて乗船してください。
潜降
- 通常水面で集合した後、自由潜降します。最初のダイブはウエイトを1つ多めに付けてください。
- 潜行中は、まめに耳見抜きをしながら、バディやグループのダイバーと同じスピードで潜行してください。
- 耳抜きが苦手な方は、あらかじめ担当ガイドにご相談ください。
- 流れの強いポイントではエントリー前に BCD の空気をあらかじめ抜いておき、エントリーと同時にヘッド ファーストで潜行する場合もあります。詳細はそのダイブのブリーフィング時に説明致します。
ダイブ中
- ダイブクルーズでは、沢山のダイビングを行いますためダイブコンピュータの使用が必須となります。頻繁にガイドの位置を確認し、ガイ ドの前や下には行かないよう気を付けてください。
- 水中環境保護のため、たとえ砂地であっても、原則着底禁止となっております。写真撮影の際なども、珊瑚 へのダメージを極力抑える様、手をつく位置などにご注意ください。貝殻や珊瑚のかけら等も持ち帰らない 様にお願いします。
- 指し棒の使用は禁止となりますので、ご協力ください。生物をさす場合は、ライトなどをご利用ください。
- ガイドが残圧を確認しますが、ご自分でも残圧など計器類を頻繁に確認してください。(ハンドシグナルは覚えていますか? オーケー・トラブル・ストップ・浮上・潜降・危険・ローエアー・エ アー切れ・残圧計シグナル・魚のサインなど)
- 最大深度は原則として30m、最大潜水時間は、50分、もしくは、グループの誰かの残圧が50気圧を切 るまでとなります。
- もしグループとはぐれた場合は、1分だけ周りを探し、見つからない場合は、注意して浮上して下さい。
- ナイトロックスタンクをご利用の方は、酸素分圧許容限界を超えない様、最大深度にご注意ください。
安全停止
- 全てのダイブで5m3分間の安全停止をします。ガイドからのサインが出て、ガイドがソーセージフロート を上げたら、その周りに集まって皆で浮上してください。
- 水面に浮上したら浮力を確保して、本船またはディンギーの迎えを待ってください。
エキジット
- 本船へエキジットの場合、飛んできたブイに捕まり、船まで移動。脇からプラットフォームの下に入らないようにご注意ください。格 子状のバー(グリッド)に捕まり、カメラやフィンをクルーに渡してから一人ずつ上がります。梯子を上が っている人の下に入らない様にご注意ください。上がったら、元の位置にタンクを降ろし、ファーストステ ージを外してください。
- ディンギーへエキジットの場合、ボートクルーにカメラ、ウエイトベルト、器材を脱いで渡した後、フィンを使ってディンギーに上がって下 さい。折りたたみ式のラダーがついている場合は、ラダーを使ってあがっていただきますが、折りたたみ部 のヒンジに手を挟まない様にご注意ください。本船までロープで引いてもらう場合はレギュレーター、マス クは装着した状態で、なるべく水の抵抗を受けない姿勢をとって下さい。
注意事項
バディー確認
- ダイブ中のバディーを必ず確認してください。バディーとなる相手がいない方は、ダイブガイドにご相談く ださい。ダイブ中は、バディーシステムを守り、相互に協力してください。
帰りの飛行時間確認(24時間)
- 減圧症予防の観点から、最終ダイブより24時間、もしくは、ダイブコンピュータの示す飛行禁止時間内は、 フライトを控えていただきます様、強くお願い致します。万が一、ダイブコンピュータの示す時間がフライ ト時間を越えそうな場合は、ダイビングをキャンセルしていただく場合がございます。勢をとって下さい。
ナイトロックスの利用に関して
- ナイトロックスタンクをご利用の場合は、必ずナイトロックス対応のダイブコンピュータをご利用ください。 酸素分圧の許容値を超えない様に最大深度を厳守するとともに、ダイブごとに、タンクのアナライズとダイ ブコンピュータの再設定を行ってください。
ダイブコンピュータに関して
- ダイビング中は、減圧不要限界(NDL)を超えないよう十分注意してください。また、残留窒素時間を正し く計算するため、必ず毎ダイブ使用してください。誤作動防止のため、ダイビング終了後は、一度真水の水 槽に浸け、塩水を洗い流してください。水槽に浸けっぱなしにすると電池が著しく消耗しますので、器材の クリップに浸けるなどして保管してください。そうする事で、着け忘れも予防する事ができます。
レギュレーターに関して
- 各ダイビング終了後、ファーストステージを外して頂きますが、水没防止のため必ずその都度ダストキャッ プを締めて下さい。なお、ダストキャップをしめる際は、必ずキャップの水滴を取り除いてください。 ダストキャップの閉め忘れなど、お客様の不注意でレギュレーターが水没した場合、免責金額5000バー ツを申し受けます。予めご了承下さい。
紛失/破損の場合
- お客様の不注意による器材の紛失/破損の場合は、破損の程度により最大で以下の免責金額を申し受けます。 予めご了承下さい。 レギュレーター :10000 バーツ、 BCD :10000 バーツ、 ダイブコンピューター: 8000 バーツ、 ウエットスーツ: 1500 バーツ、 ゲージコンソール ; 3000 バーツ、 ウエイトベルト: 500 バーツ、 マスク : 500 バーツ フィン : 1500 バーツ ウエイト: 100 バーツ