シミラン〜リチェリューロック:20-24/OCT/2009

クルーズ名 :シミラン〜リチェリューロック デラックスクルーズ

クルーズ船 :クイーンスクーバ

開催期間  :10月20日〜10月24日

担当スタッフ:マコ

お客様人数 :1名様

ナイトロックスタンク

ナイトロックスタンク

クルーズレポート:シーズンはじめのフレッシュな海を満喫!!

ほうぼう屋スタッフのマコです。
今シーズン1発目のクルーズは、快適デラックス船クイーンスクーバ号でシミラン諸島〜コボン〜コタチャイ〜リチェリューロックまで行ってきました。 5ヶ月のクローズ期間を経て、シーズンに入ったばかりのシミランの海は、魚も珊瑚も元気いっぱい。潮は適度に流れ、透明度も高く、躍動感のあるスカッとしたダイビングが楽しめました。

お客様はベテランのビデオダイバー1名様。しかもナイトロックスタンクをご利用いただいたのでNDLに余裕があり、いつもよりも隅々まで、ダイブサイトをまわることができました。いや〜。久々のナイトロックスダイブでしたが、やっぱりいいですね。水中でのコース取りに余裕が出るのはもとより、エキジットしたあとも体が軽く、とっても楽ちんでした。ダイブクルーズをメインに潜られている方には、ぜひお勧めです!(→ナイトロックス講習
マンタ、ジンベイはあいにくお目にかかれませんでしたが、エレファントヘッドロックでは、スイムスルーの中で寝ている、2.5mほどの大きなナースシャークに出くわし、大興奮でした。その他、カスミアジやイケカツオの補食シーンや、ハナヒゲウツボやニシキフウライウオなど、おなじみのマクロ系の魚たちも健在でした。

ダイブログ

ダイブ1
ポイント名:アニータズリーフ(シミラン諸島 No.5)
エントリー時間:07:00
水温:28度
平均深度:18m
生物:ガーデンイール、タテジマキンチャクダイ(幼魚)、スカシテンジクダイ、ヤッコエイ、ハナダイギンポ、カスミアジ、etc…
感想:ちょうどいい感じに北から南に流れていました。メインの根のソフトコーラルは、5ヶ月のクローズ期間のあとのせいか、シャキットして元気そうでした。

ダイブ2
ポイント名:ウェストオブエデン(シミラン諸島 No.7)
エントリー時間:10:15
水温:28度
平均深度:18m
生物:ムレハタタテダイ、ハナヒゲウツボ(幼魚)、アケボノハゼ、オオモンカエルアンコウ(ピンク)、パンダダルマハゼ、マルチバーパイプフィッシュ、各種フュージラーの群れ、etc…
感想:昨シーズンから浅瀬に着いていたキュートなピンクのカエルアンコウ君。健在でした。誰にも邪魔されないシーズンオフに、たっぷりご飯を食べたのか、大きさも約1.5倍に成長していました。

ダイブ3
ポイント名:イーストオブエデン(シミラン諸島 No.7)
エントリー時間:13:00
水温:28度
平均深度:18m
生物:イソマグロ、カスミアジ、クダゴンベ、インディアンフレームバスレット、ドクウツボ、ガーデンイール、エヴァンスフェアリーバスレット、ニシキヤッコ、各種クマノミ、各種フュージラーの群れ、etc…
感想:5ヶ月ぶりに潜るシミランきってのリーフポイント。アニターズリーフ同様、珊瑚とソフトコーラルが生き生きと元気を回復していました!メインの根の周りのウミウチワも心なしか大きくなったような気がします。。

ダイブ4
ポイント名:イーストオブエデン(ナイト/シミラン諸島 No.7)
エントリー時間:19:00
水温:28度
平均深度:13m
生物: ドクウツボのハンティング、ネッタイミノカサゴ、キミオコゼ、コマチコシオリエビ、ヒトヅラハリセンボン、コブシメ、etc…
感想:お客様がのビデオの照明がとても明るく、普段とはちょっと違った色鮮やかな無いとダイブでした。ドクウツボの補食シーンを狙って粘りましたが、アタックはたくさんするものの、なかなか成功せず、劇的なシーンはおさめられなかったようです。

ダイブ5
ポイント名:エレファントヘッドロック
エントリー時間:07:00
水温:28度
平均深度:19m
生物:ナースシャーク、ロウニンアジ、カスミアジ、イケカツオ、、フュージュラー各種、etc…
感想:外回りは透明度は良いのですが、いつもに比べると魚が少ないようでした。ロウニンアジも1匹だけ、カスミアジもチラホラでした。ナイトロックス利用で、NDLに余裕があるので、いつもと違うコース取りをしてみました。スイムスルーを抜けて岩の間をすり抜けるように根の中心部に入っていくと、2.5mほどのナースシャークが岩陰で寝ていました!

ダイブ6
ポイント名:ノースポイント
エントリー時間:10:00
水温:27度
平均深度:15m
生物:アケボノハゼ、イシヨウジの仲間、ハタタテハゼ、エヴァンスファリーバスレットの群れ、タイマイ。
感想:時々見られる、トンガリサカタザメをねらって深場をまわりましたが不発。アケボノハゼやハタタテハゼは健在でした。普段は単体で見ることが多いイシヨウジの仲間が、なんと3匹一緒にお目見え。求愛行動中かと思ってしばらく見ていましたが、迷惑そうな顔で去っていきました。

ダイブ7
ポイント名:ウェストリッジ(ボン島)
エントリー時間:13:30
水温:28度
平均深度:14m
生物:ツムブリ、カスミアジ、シマウミヘビ、セダカギンポ、アンダマンスイートリップ、クロコショウダイ、各種フュージュラー、キンセンフエダイ、etc…
感想:ウェストリッジと言えばマンタ。期待して潜ったものの、今回は残念ながら外しました。それでも複雑な流れの入るリッジ付近は、イエローバンドフージラーの群れと、それを追うツムブリやカスミアジなど、魚影がこくアクティブな水中シーンが見られました。

ダイブ8
ポイント名:ツインピークス(タチャイ島)

エントリー時間:17:00
水温:28度
平均深度:21m
生物:ロウニンアジ、カスミアジ、レオパードシャーク、コガネシマアジ、ギンガメアジの群れ、アカモンガラ、各種フュージラーの群れ、etc…
感想:流れの激しいことが多いツインピークス。ここのサンセットダイブは、時として、凄まじい数の魚が大興奮のシーンが拝めるのですが、エントリーした瞬間魚影の薄さにガッカリ。4本目ということであまり深度がとれないのですが、お客様のベテランということで中層を大外まで出てみました。すると、居ました!ギンガメの壁!はるか下の水底には、レオパードシャーク(トラフザメ)が寝ています。そのままにしに回り込むと、80cmほどのロウニンアジ、コガネシマアジの編隊がフュージラーを激しく追い回していました!やや流れのある中、中層を泳ぎ続けましたが、ナイトロックスのおかげか、それほど疲れず体も軽い!ナイトロックス病み付きになりそうです。

ダイブ9
ポイント名:リチェユーロック(スリン諸島国立公園)
エントリー時間:07:00
水温:28度
平均深度:18m
生物:バラクーダ、ヨコシマサワラ、オニアジ、トマトアネモネフィッシュ、コブシメ、ニシキフウライウオ、グルクマ、ツムブリ、etc…
感想:5ヶ月ぶりのリチェリューロック。ピークシーズンには15層以上のダイブボートがひしめき合うこの超人気ポイントも、シーズンはじめということで、ボートはたったの2艘。ほぼ貸し切り状態のリチェリューロックを満喫できました。

ダイブ10
ポイント名:リチェユーロック(スリン諸島国立公園)
エントリー時間:11:00
水温:28度
平均深度:16m
生物:バラクーダ、ヨコシマサワラ、ヤイトハタ、トマトアネモネフィッシュ、コガネシマアジ、ニシキフウライウオ、ミナミハコフグ、モンハナシャコ、etc…
感想:リチェリューロック2本目。1本目とは逆方向時計回りに回ってみました。昨シーズンにいたタイガーテールシーホースを捜索するも発見できず。かわりに1mオーバーの大きなヤイトハタが現れました。本体の根の無数にある岩の割れ目には、1cmほどの、極ちびミナミハコフグや、ヨウジウオが見られました。

ダイブ11
ポイント名:リチェユーロック(スリン諸島国立公園)
エントリー時間:13:30
水温:28度
平均深度:21m
生物:バラクーダ、ヨコシマサワラ、アカマダラハタ、ニシキフウライウオ、ミナミハコフグ、モンハナシャコ、etc…
感想:本体の根をメインにウォールを散策。近頃あんまり見かけないフリソデエビを捜索するも、発見できず。あんゼ停止中に、3シーズンほど前から水深5mに常駐している、ブラックフィンバラクーダの群れに囲まれました。

ダイブ12
ポイント名:タチャイリーフ(タチャイ島)
エントリー時間:17:30
水温:28度
平均深度:12m
生物:タテジマキンチャクダイ、各種フュージラー、キリンミノ、etc…
感想:浅瀬でもレオパードシャークが見れることが多いポイント。それを狙って潜りましたが、残念ながらハズレ。それでも癒し系のリーフダイブを楽しめました。後半はずいぶんくらくなり、あらかじめ用意していたライトを使いました。

ダイブ13
ポイント名:コボンピナクル(ボン島)
エントリー時間:06:30
水温:28度
平均深度:21m
生物:イエローフィンバラクーダ、レオパードシャーク、カスミアジ、各種フュージラーの群れ、etc…
感想:朝一番でレオパードシャークを狙うポイントです。40m 近くまで落ちると、さすがに水温も27度くらいまで下がります。一番深いところには、大型でしっぽの黄色いイエローフィンバラクーダが20本ほど群れていました。水底に2匹のレオパードシャークを発見しました。

ダイブ14
ポイント名:ブンソーンレック(カオラック沖合)
エントリー時間:11:30
水温:28度
平均深度:15m
生物:コブシメ、ハニカムモーレイ、コブシメ、各種ウミウシ、バラクーダ幼魚、ヒメアイゴ幼魚、ギンガメアジ幼魚、各種ミノカサゴ、etc…
感想:メインランドに近い浅めの沈潜ポイント。透明度はいまいちですが、ウミウシやカサゴ類、他で見れないハニカムモーレイなど、マクロ系の生き物が盛りだくさんのポイントです。いつものことですが、レックの残骸の上には、ヒカリモノの幼魚がおびただしい数で群れていました。

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