2023年4月29日-5月1日の2泊3日の日程で、1名のお客様と一緒にシミラン諸島、ボン島、タチャイ島、リチェリューロックを巡るアンダマンショートクルーズに行ってきました。今回のお客様は、コロナの前にほうぼう屋プーケット店でオープンウォーターダイバー、アドバンスドアドベンチュアラーライセンスを取得されたお客様。フィリピンの秘境バリカサグなどでもダイビング経験のある方で、思い立ったらすぐ行動!コロナが明けて、シミラン諸島へのダイブクルーズにご参加いただきました。
シーズン終盤のシミラン諸島ですが、天候、海のコンディションは抜群!遠くまでスコーンと抜けた真っ青な海が広がっており、小潮周期ということもあり流れをほとんど感じることがなく、のんびりと潜ることができました。
1日目に潜ったダイブサイトは、
・スリーツリーズ(シミラン諸島9番)
・ノースポイント(シミラン諸島9番)
・ウエストリッジ(ボン島)
・タチャイリーフ(タチャイ島)
スリーツリーズでは、チェックダイブを兼ねてエントリー。水面に顔を浸けると水底の砂地がはっきり見えるほど透き通っていました。流れもなくのんびりダイビング。岩の周りには、スカシテンジクダイが覆い尽くし、場所によっては岩が見えなくなるほど群れていました。誰よりも先にエントリーした甲斐あって、ダイブサイト貸し切りで贅沢なダイビングができました。
ノースポイントも同じく、誰よりも早くエントリー。ここも真っ青な海が広がり流れなし。エントリーしたら真下に、ブラックフィンバラクーダの大群が、行ったり来たりしていました。5分ほど一緒に泳ぐことができ、バラクーダを満喫。その後、岩場に戻りスイムスルーや大きな岩と岩の間を通り抜けたりと地形を堪能しました。浅瀬には、お食事中のカメ(タイマイ)とご対面。
ウエストリッジも透明度良好&流れなし(気持ちうねりあり)。マンタの姿は拝めませんでしたが、尋常じゃないほどのイエローバックフュージュラーの大群に遭遇。全く逃げる様子もなく食事に夢中でした。
タチャイリーフでは、ナイトダイビングを行いました。エントリーしてすぐに目の前にブラックチップシャークが出現。その後、サメの通った跡を追うも再び出会うことは叶いませんでしたが、どこを見てもフュージリアの群れ、群れ、群れ…と魚影の濃いダイビングができました。
タチャイ島でのダイビングを終えると、リチェリューロックを目指して約3時間のクルージング。
楽しく会話をしていたのもつかの間、スコールがやってきてゆっくりすることができなくなったので、この日は少し早く就寝となりました。
翌朝、目が覚めるとリチェリューロックのある大海原。波がなく船も少なくのんびり潜ることができました。
2日目に潜ったダイブサイトは、
・リチェリューロック
・リチェリューロック
・タチャイピナクル
・タチャイピナクル
リチェリューロック1本目、バックロールエントリーから水底目指して潜行。透明度抜群、流れ無しのベストコンディションでした。南の離れ根周辺には、ロウニンアジやツムブリの大群が小魚めがけて行ったり来たり。深場の方には、ギンガメアジのトルネードも大量の小魚のカーテン越しに垣間見えました。中層には、ツバメウオやイエローバック、ジャイアントフュージリアたちが、ホバリングしてました。
2本目はマクロ探し。
タイガーテールシーホース、フリソデエビ、モンハナシャコ、ウルマカサゴなどたくさんのマクロ生物を見つけることができました。マクロを探すため岩に張り付いていると、キツネフエフキやロウニンアジの大群が真後ろを通り抜けていき、常に賑やかな水中でした。
今回は、リチェリューロックで2本のダイビングを終えた後、タチャイ島を目指すべく約3時間のクルージング。お昼を食べたり、次のダイビングまで体力温存するべく仮眠をしたりと、まったりタイムでした。
3本目は、タチャイ島。小潮でも流れがあるのがこのポイント。
それほど強くはなかったのですが、やはり流れが入っており潮上にはたくさんのイエローバックフュージリア。それを追いかけ回すロウニンアジとカスミアジの群れ。その後、根から離れた中層を泳いで行くと目の前から大きなブラックフィンバラクーダの大群がお出まし。ダイバーを気にすることなく真横を通り過ぎて行きました。リチェリューロックも凄かったですが、タチャイ島の魚影も本当に素晴らしかったです。
タチャイ島からボン島への移動中には、大きなクジラが水面に現われ、一時、ホーエールウォッチングを楽しみました。
4本目は、ボン島。
冷たいサーモクラインが入り、一時、視界が悪くなりましたが、冷たい海流に乗ってイソマグロやフュージリアなどが中層を泳いでいました。マンタレイに出会うことが叶いませんでしたが、のんびりしたコンディションで気持ちの良いダイビングでした。
本日の夕焼けも素晴らしく、もしやグリーンフラッシュが見れるのでは??と期待したのですが、水平線の上の雲に遮られこちらも叶わず…。
夕日が沈んだ後は、東側からの真っ黒な雨雲が強風とともにやってきましたが、翌朝は、穏やかで天気の良い1日となりました。
最終日は、
・シャークフィンリーフ(シミラン諸島3番)
・ストーンヘンジ(シミラン諸島4番)
・サウスオブエデン(シミラン諸島7番)
1本目は、普段潜る船がほとんどいないことあり、水中の中は魚がいっぱい!
フュージリア、ヨスジフエダイなどの他に、ブラックフィンバラクーダの大群もお出まし。エキジット時には、真横まで来てくれるサービスぶりでした。
2本目は、新しいお客様を2名迎えてからのエントリー。一番最後にエントリーしたこともあり、他のダイバーがおらずダイブサイトを貸し切ってのんびり潜ることができました。透明度が良く流れのない海でチェックダイブに適した1本でした。
3本目は、本日、下船ということもあり、他のダイバーよりも少し早くエントリー。根の周りに集まるスカシテンジクダイやキンギョハナダイなどの群れを観察しながら、ダイブクルーズ最後の1本を終了しました。
今回は、ゴールデンウィークの期間でしたが、マンツーマン+ベストコンディションの中で、私も思いっきり楽しませていただきました!また、機会がありましたら、もう一度、感動のリチェリューロックで潜る&グリーンフラッシュを狙いましょう!
次回もまた、ご一緒に潜れるのを楽しみにしております!
以下ダイブログです。
ダイブログ
ダイブ1
ポイント名 :スリーツリーズ(シミラン諸島 No.9)
エントリー時間:10:46
ダイブタイム :50分
最大深度 :21.1m
透明度 :30-35m
水温 :29℃
生物 :スカシテンジクダイ、 アカヒメジ、アオヤガラ、アンダマンスウィートリップス、アカモンガラ、イエローバックフュージュラー、インデ ィアンバガボンドバタフライフィッシュ、インディアンドラゴン、 インディアンダッシラス、 インディアンバナーフィッシュ、 ムスジコショウダイ、ウミシダ、 ウミトサカ、 ウミウチワ、ウルマカサゴ、オニヒトデ、カクレクマノミ、カスミアジ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、コラーレバタフライフィッシュ、スカンクアネモネフィッシュ、ドクウツボ、パウダーブルーサージョンフィッシュ、ヘラヤガラ、etc.
ダイブ2
ポイント名 :ノースポイント(シミラン諸島 No.9)
エントリー時間:12:56
ダイブタイム :50分
最大深度 :23m
透明度 :30-35m
水温 :29℃
生物 :スカシテンジクダイ、アカヒメジ、アオヤガラ、アカモンガラ、イエローバックフュージュラー、カスミアジ、キンギョハナダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、スカンクアネモネフィッシュ、パウダーブルーサージョンフィッシュ、ヘラヤガラ、ロブスター、モヨウフグ、ブラックフィンバラクーダ、ハタタテハゼ、etc.
ダイブ3
ポイント名 :ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:16:01
ダイブタイム :52分
最大深度 :19.1m
透明度 :20-25m
水温 :29℃
生物 :スカシテンジクダイ、モルディブスポンジスネイル、アカヒメジ、アオヤガラ、アンダマンミミックファイルフィッシュ、アカモンガラ、イソマグロ、イエローバックフュージュラー、インデ ィアンバガボンドバタフライフィッシュ、インディアンドラゴン、 インディアンダッシラス、インディアンミミックサージョンフィッシュ、イロブダイ、 イバラカンザシ、 ムスジコショウダイ、カスミアジ、キツネフエフキ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、クロコショウダイ、ゴマモンガラ、 コクテンフグ、コラーレバタフライフィッシュ、スカンクアネモネフィッシュ、ツバメウオ、ドクウツボ、ヘラヤガラ、etc.
ダイブ4
ポイント名 : タチャイリーフ(タチャイ島)
エントリー時間:18:46
ダイブタイム :33分
最大深度 :8.1m
透明度 :ーm
水温 :29℃
生物 : ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、ブラックチップシャーク、ネッタイミノカサゴ、 スカシテンジクダイ、 ハナミノカサゴ、 オトヒメエビ、スザクサラサエビ、ヒトヅラハリセンボン、コクテンフグ、イロブダイ、etc..