クルーズ名 :デラックスクルーズ シミラン〜リチェリューロック
クルーズ船 :ディープ アンダマン クイーン号
開催期間 :2013年11月02日〜11月05日
担当スタッフ:マコ、エツコ
お客様人数 :10+1名様
明るく陽気なお客様達とワイワイ、賑やかなクルーズでした!
マレーシア在住の団体様10名様と日本からお1人参加のお客様の11名と一緒にアンダマンクイーン号で楽しんできました。
今回も依然素晴らしいお天気!快晴ですが暑すぎず心地よい風が心身を癒やしてくれます。華やかで美しいサンゴの群生で有名なシミラン諸島ですが、近年の温暖化でかわいそうな姿になってしまったサンゴ達が目につきます。これ以上かわいそうなサンゴを作らない為にも私達シミランガイドは、お客様に水中動生物に触れないようにお願いしています。カメラダイバーが多かったりすると、ついついブリーフィングではそのご説明を強調してしまいがちになります。
さて、1本目のダイビングから透明度が良好。アニータズリーフ水底の真っ白な砂地が映えます。こんな時はオーロラパートナーゴビーなどインド洋のハゼ達やウジャウジャ砂地から顔出しているガーデンイール達は絶好の被写体。今回のお客様は皆カメラを撮るのが上手。砂地に一切触れることなく素晴らしい中世浮力のスキルをもって被写体ぎりぎりまで寄って撮影されていました。
新月を迎えた今回クルーズ、ポイントによっては流れがありましたが、流れの強い場合の注意点をしっかり守って頂き、とてもまとまりのある今回のお客様でした。それにしても流れが多少あると、各ポイントで見られるフュージリアーの群れやカスミアジは見ごたえありますね。
2日目はボン島、タチャイ島。いよいよ大物狙いへ。期待のマンタは現れませんでしたが、大きなナポレオンフィッシュが私達に向かってゆったりと泳いでくれたので皆さんのカメラにきれいに収まりました。
4本目は記念すべき100本を迎えるY様を祝して水中で全員集合写真!全員で和気あいあいの撮影会とのんきに構えていたら・・・やたらと流れる場所で撮影することになってしまいました。しかし素晴らしいチームワークの皆さん。手を離したら飛んでいきそうな激流の中でもひとつにまとまり余裕の記念撮影。悠々とピースまでされる皆さんのスキルのレベルの高さに感動しました。
しかし夜のお席で事実発覚。あの流れで皆さんがかなり必死だった事。岩にしがみ付きたいが、我々ガイドがブリーフィングで言った「触らないダイビングを!」の言葉が頭によぎり、触ったら怒られると思った事。撮影のタイミング、3、2、1の合図は呼吸を合わせるのではなくピースをする合図だと勘違いされていた事。一見余裕そうに見えたのですが、皆さんの中では激流の中での葛藤があったとは気づきませんでした。大変失礼致しました。初日からはお客様の素晴らしいダイビングスキルと環配慮に関心の高いダイバーだと感動しましたが、我々の一言が根強く残っていたとはつゆ知らず、お互い大笑いの告白でした。
3日目はリチェリューロックで3本。1本では物足りなく、3本潜っても飽きないのがこのポイント。今回のゲストの一番人気はミナミハコフグの幼魚でした。あの愛らしい目と泳ぎ方はホントにキュートですよね。ワヌケヤッコの幼魚も色鮮やかでかわいらしい。リチェリューロックは幼魚の宝庫です。
最後まで笑いの絶えない仲良しグループには私達も楽しくガイドさせていただきました。お客様もディープ アンダマンクイーン号の広々とした船上と毎回食べ過ぎてしまうおいしいお料理、何よりもアンダマン海の素晴らしい水中には大変満足されたご様子でした。皆さん、素晴らしいスキルの披露と環境へのご配慮ありがとうございました!!
それでは、以下、今回のログです。
ダイブログ
ダイブ1
ポイント名:アニタスズリーフ(シミラン諸島 No.5)
エントリー時間:10:23
水温:29度
最大深度:27.1m
生物:スパゲッティガーデンイール、チンアナゴ、オーロラパートナーゴビー、コトブキエビ、ヤッコエイ、ホシテンス幼魚、オビテンスモドキ幼魚、クダコゴンベ、カクレクマノミ、スカンククマノミ、etc.
ダイブ2
ポイント名:シャークフィンリーフ(シミラン諸島 No.3沖合)
エントリー時間:13:02
水温:29度
最大深度:24m
生物:フュージリアー各種、ハコフグ、カスミアジ、サザナミトサカハギ、ツマリテングハギ、モンガラカワハギ、アンダマンダムゼル etc.
ダイブ3
ポイント名:ウエストオフエデン(シミラン諸島 No.7)
エントリー時間:16:21
水温:29度
最大深度:23m
生物:アカヒメジ、カスミアジ、オオアカホシサンゴガニ、ゴシキエビ、スカシテンジクダイ、キンギョハナダイ、ブラックピラミッドバタフライフィッシュ etc.
ダイブ4
ポイント名:ハネムーンベイ(シミラン諸島 No.4)ナイトダイブ
エントリー時間:18:54
水温:29度
最大深度: 12m
生物:コブシメ、オオアカヒヅメガニ、ヤドカリ、サラサエビ、ソリハシコモンエビ、ネッタイミノカサゴ、コクテンフグ ドクウツボetc.
ダイブ5
ポイント名:エレファントヘッドロック(シミラン諸島)
エントリー時間:06:54
水温:28度
最大深度:27m
生物:フュージリアー各種、カスミアジ、ムスジコショウダイ、ツマリテングハギ、タテジマキンチャクダイ、ワヌケヤッコ、アンダマンダムゼル、コホシカニダマシetc.
ダイブ6
ポイント名:ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:10:51
水温:28度
最大深度:26m
生物:キンセンフエダイ、アカモンガラ、ナポレオンフィッシュ♂♀、カスミアジ+キツネフエフキ+ハマフエフキ+アミメフエダイ等の捕食コラボ、スカシテンジクダ、モヨウフグetc.
ダイブ7
ポイント名:コーラルガーデン(ボン島)
エントリー時間:13:16
水温:28度
最大深度:25m
生物:ホウセキキントキ、ワモンダコ、シマウミヘビ、ウルマカサゴ、インド洋ハナミノカサゴ、ツムブリ群れ、ハナダイギンポ etc.
ダイブ8
ポイント名:タチャイピナクル<ツインピークス>(タチャイ島)
エントリー時間:16:11
水温:28度
最大深度:19m
生物:フュージリアー各種、ブラックフィンバラクーダー、カスミアジ、ロウニンアジ etc.
ダイブ9
ポイント名:タチャイピナクル<ツインピークス>(タチャイ島)
エントリー時間:06:52
水温:28度
最大深度:30m
生物:キンセンフエダイ、ロウニンアジ、ブラックフィンバラクーダー、カスミアジ、アカマダラハタ、フュージュラー各種etc.
ダイブ10
ポイント名:リチェリューロック(スリン国立海洋公園)
エントリー時間:10:34
水温:28度
最大深度:27m
生物:キンセンフエダイ、トラフケボリタカラガイ、コブシメ、デビルスコーピオン、ブラックフィンバラクーダー、ワヌケヤッコ幼魚、トマトクマノミ etc.
ダイブ11
ポイント名:リチェリューロック(スリン国立海洋公園)
エントリー時間:13:00
水温:28度
最大深度:25m
生物:ピックハンドルバラクーダー、ツバメウオ、ミナミハコフグ幼魚、クロハコフグ、オトヒメエビ、シラヒゲアカスジエビ、モンハナシャコ、etc.
ダイブ12
ポイント名:リチェリューロック(スリン国立海洋公園)
エントリー時間:13:00
水温:28度
最大深度:25m
生物:ホソフエダイ、ギンガメアジ、サビウツボ、ウルマカサゴ、キリンミノカサゴ、ンイール、キンギョハナダイ、ハナダイギンポ、フュージュラー各種etc.
ダイブ13
ポイント名:ブンソンレック(沈潜)
エントリー時間:13:00
水温:28度
最大深度:25m
生物:生物:ギンガメアジ、大小カマス、ヨシジフエダイ、ニセクロホシフエダイ、ネズミフグ、ヒトヅラハリセンボン、フタホシタカノハハゼ、メタリックシュリンプゴビー、ハニーカムモーレイ etc.
ダイブ14
ポイント名:プレムチャイレック(沈潜)
エントリー時間:13:00
水温:28度
最大深度:25m
生物:ワカヨウジ、クマノミ、コホシカニダマシ、ツバメウオ、ハナミノカサゴ、ウルマカサゴ、サビウツボ etc
エツコ
マレーシアの海と比べて格段に良い透明度とアンダマンの固有種。船長の素晴らしい操船技術。ボートリーダーのスティーブとクルーのきびきびとした動き。タイ料理からラザーニャまでバラエティに富んだおいしい料理。そしてもちろん素敵なガイドをしてくださったマコさん、エツコさんのお力ですごく楽しいクルーズでした。またぜひよろしく。
鈴木さん、コメントありがとうございます。明るくて愉快な皆さんとの4日間、僕にとっても、エツコにとっても、本当に楽しいクルーズでした!
昨日のスティーブのFBで、エレファントヘッドロックにジンベイ出現とのこと。次回は、大物をお見せできるように頑張ります!
ぜひまた、遊びにいらして下さい!