クルーズ名 :シミラン諸島〜リチェリューロック デラックス クルーズ
クルーズ船 :サワディーファーサイ号
開催期間 :2019年11月6日 -11月10日
担当スタッフ :マサ
お客様人数 :1名様
今シーズン初マンタ!!
2019年11月6日〜10日までの期間、サワディーファーサイ号に乗船して4泊4日のダイブクルーズを楽しんできました。
今回、ご一緒させていただいたのは元々旅行好きで南極、エジプト、スペインなど各国を旅した後、1年前にダイビングを始めラパスやタオ島などでダイビングをした事があるリゾートダイバーのMさん。ジンベイザメに会いにシミランクルーズにお越しになりました。今回は、マンツーマンということもありダイブタイムいっぱい(60分)まで潜りたおしました。
クルーズ乗船日は小雨が降っており、波が高く感じましたが、翌日は波が若干おさまり晴れ間も見えました(一時スコールあり)。
1本目は、シミラン諸島6番目の島にあるモニュメント。真っ白な美しい砂地が広がるチェックダイブに相応しいポイントでしたが、スキルも問題ないのでそのままファンダイブに…。シーズンが始まったばかりなのか深場では10匹以上のヤッコエイが砂に埋もれていたり、ダイバーに驚いて勢いよく目の前を泳いで行きました。大きなジェンキンスホイップレイも砂に隠れていました。浅瀬では、テンスの幼魚に加えオビテンスモドキの幼魚を発見!カスミアジがスカシテンジクダイなどを捕食する迫力ある場面も見る事ができました。
2本目は、シミラン諸島7番目の西にあるウエストオブエデン。南西からの風の影響でポイントは大きなうねりが入っており、深めのダイビングとなりましたが、アケボノハゼやモンハナシャコなどのマクロ生物から、ロウニンアジやカスミアジなどの大きな魚たち、エキジット直前には大きなアオウミガメが目の前を泳いで行きました。
3本目は、シミラン諸島9番目の東にあるスリーツリーズ。波の無い島陰のポイントでしたが、エントリーしたら強い流れが入ってきており深場のメインの岩にたどり着けず…。流れを遮ることができる大きなボミーの後ろで、チンアナゴやオーロラパートナーゴビーなどを観察。ふと浅瀬を見るとカスミアジの大群につられ後ろから必死でついてくる大きなナポレオンフィッシュ。急いで追いかけるも追いつけず。気を取り直して泳いで行くとブルーダッシュフュージュラーやイエローバックフュージュラーの大群に囲まれ、安全停止に入るときにはナポレオンフィッシュも目の前を通過していきました。
4本目は、ナイトダイビングでしたがサンセットダイブに変更。シミラン諸島9番目の南東にあるブレックファーストベンド。今日潜った中で一番スカシテンジクダイの魚影が濃く、カスミアジの大群も行ったり来たり。流れが無く穏やかなポイントで本日の最後を締めくくるに相応しいダイビングでした。
翌朝は、雲の隙間から美しい朝日が顔を出していました。風もおさまりシミラン諸島からボン島、ボン島からタチャイ島までの移動も、揺れをほとんど感じること無く移動することができました。
5本目は、シミラン諸島9番目の北にあるノースポイント。うねりやサーモクラインがが入っているものの、透明度は良好。ノースポイントにあるすべてのスイムスルーを制覇したり、20mから切り立った大きな岩のチャネルを通り抜けたりと地形を堪能しました。深場ではホワイトチップシャークを目撃したグループもいましたが、残念ながらお目にかかることができず…。
6本目は、ボン島のウエストリッジ。大きなうねりが入っていましたが、魚たちは元気に泳いました。リッジの先端で大物を待ってみるも何も現れず、浅瀬に引き返す途中では、キツネフエフキやカスミアジの大群が真横を横切り、その後、現れては消えてを繰り返し小魚たちを捕食していました。結局、大物は見れませんでしたが、魚影の濃いダイビングを楽しみました。
7本目は、タチャイ島のタチャイピナクル。他の船がいなかったので貸切ダイブ。エントリーして5分、タンクを叩く音が響き渡り音がなる方向に向かって泳いでみるも何も見つからず。他のダイバーに聞いても大物を見てないとのこと。気を取り直して、流れの上から下までをゆっくり流し、ツバメウオや大きなロウニンアジ、カスミアジ、フュージュラーの大群を見ながら移動をして行くと目の前から大きなマンタレイがゆっくり泳いできました。大きなロウニンアジ1匹を従え、自分の周りを優雅に3、4周してくれて、ぶつかるかと思うくらい近くまで来てくれました。尾びれが切れた大きなマンタレイと、尾びれのある小柄のマンタレイの2枚がいたようですが、自分たちは後者のマンタレイのみでした。小柄なのか好奇心旺盛でとても綺麗な個体でした。
8本目もタチャイ島でマンタ狙いでダイビング。残念ながらマンタレイは見れませんでしたが、ロウニンアジやカスミアジがフュージュラーの大群を捕食する迫力のあるシーンを見ることができました。
タチャイ島からスリン諸島まで約3時間の道のりは、うねりが大きく揺れましたがスリン諸島の島影に入り波な無い穏やかな場所で1泊しました。
9本目は、スリン諸島の南側にあるアオパカード。透明度はいまひとつでしたが先シーズンよりもさらに成長した珊瑚に出会うことができました。
津波や水温上昇の影響で死滅してしまった珊瑚たち….。水深3mほどのエリアはまだ当時のままでしたが、10mから15mにかけてはテーブル珊瑚やエダ珊瑚が点在しており、その周りをリーフフィッシュが元気良く泳いでいました。砂地では、大きなジェンキンスホイップレイが2枚とシマウミスズメと出会うことができました。
10、11、12本目はシミランクルーズのハイライト、リチェリューロック。うねりが入ってましたが波は無く穏やかな海況の中でダイビングをすることができました。流れの上では、ギンガメアジ、ツバメウオ、フュージュラーの群れが行き交い、深場には、タイガーテールシーホースが2匹、インド洋の固有種のトマトアネモネフィッシュも成魚の他に白いラインの入った幼魚が数匹混ざっていました。透明度は10-15m、プランクトンが多く大物を期待しましたが、残念ながら遭遇することは叶いませんでした。
13、14本は、カオラック沖のブンソンレック。シミランクルーズとは異なり透明度は落ちますが、リチェリューロックの魚影の濃さにも負けず劣らずのダイブサイト。最後は、たくさんの魚たちに囲まれ全14本のダイビングを終了しました。
今回は、1対1でしたので、お客様のペースに合わせてゆっくりと安全にダイビングをすることができました。
マンタレイと遭遇した時は、マンタのヒレに叩かれるのではないかというくらい近くまで寄ってきてくれて、過去に何度かマンタレイをご覧になられているお客様も大満足のようでした。
今回は、ご一緒させていただきありがとうございました。
お目当のジンベイザメとのご対面は叶いませんでしたが、次回、クルーズにお越しの際は、ジンベイザメリベンジしましょう!
また、お会いできるのを楽しみにしています。
今回撮影した動画をFacebookファンーページの方でアップしています。
以下、動画イメージよりご覧下さい!
以下ダイブログです。
ダイブ1
ポイント名 :モニュメント(シミラン諸島 No.5)
エントリー時間:7:55
ダイブタイム :59分
最大深度 :26.2m
透明度 :15-20m
水温 :29℃
生物 :ジェンキンスホイップレイ、オビテンスモドキ、キツネフエフキ、インディアンダッシラス、テンス、カクレクマノミ、クマノミ 、イソマグロ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、イケカツオ、カスミアジ、アカヒメジ、カクレクマノミ、チンアナゴ(ガーデンイール)、スカシテンジクダイ、パウダーブルーサージョンフィッシュ、ブラックパートナーゴビー(ブラックシュリンプゴビー)、etc…
ダイブ2
ポイント名 :ウエストオブエデン(シミラン諸島 No.7)
エントリー時間:11:24
ダイブタイム :54分
最大深度 :33.2m
透明度 :15-20m
水温 :29℃
生物 :アケボノハゼ(ミヤビハゼ)、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、サザナミヤッコ、 ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、イエローバックフュージュラー、 スカシテンジクダイ、カスミアジ、ムスジコショウダイ、アカヒメジ、キリンンミノカサゴ、 オオアカホシサンゴガニ、ハナヤサイサンゴ、キンセンフエダイ、カスミアジ、アカヒメジ、ウミウチワ、クマノミ 、ケショウフグ、 モンハナシャコ、スカンクアネモネフィッシュ、 モンガラカワハギ、パウダーブルーサージョンフィッシュ、セダカギンポ、etc…
ダイブ3
ポイント名 :スリーツリーズ(シミラン諸島 No.9)
エントリー時間:14:35
ダイブタイム :59分
最大深度 :25m
透明度 :20m
水温 :29℃
生物 : ナポレオンフィッシュ 、ヤッコエイ、オーロラパートナーゴビー、チンアナゴ(ガーデンイール)、エヴァンスフェアリーバスレット、 インディアンダッシラス、 ヨスジフエダイ、 アカヒメジ、ドクウツボ、 コラーレバタフライフィッシュ、ワモンダコ、etc.
ダイブ4
ポイント名 :ブレックファーストベンド(シミラン諸島 No.9)
エントリー時間:17:24
ダイブタイム :46分
最大深度 :18.3m
透明度 :15m
水温 :29℃
生物 :ヒトヅラハリセンボン、アカモンガラ、ツマリテングハギ、ドクウツボ、 コクテンフグ、 コラーレバタフライフィッシュ、 オトヒメエビ、ネッタイミノカサゴ、スカンクアネモネフィッシュ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、イエローバックフュージュラー、 etc…
ダイブ5
ポイント名 : ノースポイント(シミラン諸島 No.9)
エントリー時間:7:19
ダイブタイム :57分
最大深度 :27.4m
透明度 :20-25m
水温 :29℃
生物 :イエローバックフュージュラー、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、スカンクアネモネフィッシュ、カスミアジ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、ヒトヅラハリセンボン、 モヨウフグ、モンハナシャコ、 アンダマンスウィートリップス、アオヤガラ、ヘラヤガラ、スカシテンジクダイ、etc…
ダイブ6
ポイント名 :ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:10:26
ダイブタイム :56分
最大深度 :23m
透明度 :20m
水温 :29℃
生物 :イエローバックフュージュラー、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、スカンクアネモネフィッシュ、カスミアジ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、ヒトヅラハリセンボン、 モヨウフグ、アンダマンスウィートリップス、アオヤガラ、ヘラヤガラ、スカシテンジクダイ、 シマウミヘビ、ゴマアイゴ、ムスジコショウダイ、コホシカニダマシ、 etc…
ダイブ7
ポイント名 :タチャイピナクル(タチャイ島)
エントリー時間:13:31
ダイブタイム :47分
最大深度 :21m
透明度 :15m
水温 :29℃
生物 :マンタレイ、イエローバックフュージュラー、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、カスミアジ、マテアジ、ツバメウオ、ロウニンアジ、スカシテンジクダイ、キンセンフエダイ、ツバメウオ、インディアンバガボンドバタフライフィッシュ、イソマグロ、マンタレイ、etc…
ダイブ8
ポイント名 :タチャイピナクル(タチャイ島)
エントリー時間:16:22
ダイブタイム :56分
最大深度 :21m
透明度 :15m
水温 :29℃
生物 :イエローバックフュージュラー、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、カスミアジ、マテアジ、ツバメウオ、ブラックフィンバラクーダ、ロウニンアジ、ロブスター、 スカシテンジクダイ、キンセンフエダイ、ツバメウオ、インディアンバガボンドバタフライフィッシュ、イソマグロ、etc…
ダイブ9
ポイント名 :アオパカード(スリン諸島)
エントリー時間:7:18
ダイブタイム :54分
最大深度 :25.6m
透明度 :15m
水温 :29℃
生物 :ヤッコエイ、ローランドダムゼル、インディアンダッシラス、チンアナゴ(ガーデンイール)、コラーレバタフライフィッシュ、コロダイ、チョウチョウコショウダイ、イエローバンドフュージュラー、インディアンバナーフィッシュ、フタスジタマガシラ、etc…
ダイブ10
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:11:26
ダイブタイム :55分
最大深度 :29.9m
透明度 :10-15m
水温 :29℃
生物 :ツムブリ、イエローバンドフュージュラー、ロウニンアジ、ギンガメアジ、トマトアネモネフィッシュ、ユカタハタ、イエローダッシュフュージュラー、ネッタイミノカサゴ、モンハナシャコ、ホソフエダイ、ミナミハコフグ、ウルマカサゴ、ピックハンドルバラクーダ(イエローフィンバラクーダ)、ギンガメアジ、 カスミアジ、スカシテンジクダイ、 ヨスジフエダイ、キンセンフエダイ、スザクサラサエビ、ハナミノカサゴ、ブラックフィンバラクーダ、モンハナシャコ、マブタシマアジ、ツバメウオ、タイガーテールシーホース、 etc…
ダイブ11
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:13:25
ダイブタイム :54分
最大深度 :28.4m
透明度 :10-15m
水温 :29℃
生物 :ツムブリ、タイガーテールシーホース、イエローバンドフュージュラー、ロウニンアジ、ギンガメアジ、トマトアネモネフィッシュ、ユカタハタ、イエローダッシュフュージュラー、ネッタイミノカサゴ、モンハナシャコ、ホソフエダイ、ミナミハコフグ、ウルマカサゴ、ピックハンドルバラクーダ(イエローフィンバラクーダ)、ギンガメアジ、 カスミアジ、スカシテンジクダイ、 ヨスジフエダイ、キンセンフエダイ、スザクサラサエビ、ハナミノカサゴ、ブラックフィンバラクーダ、モンハナシャコ、マブタシマアジ、ツバメウオ、etc…
ダイブ12
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:16:22
ダイブタイム :56分
最大深度 :21.6m
透明度 :10-15m
水温 :29℃
生物 :ツムブリ、イエローバンドフュージュラー、ロウニンアジ、ギンガメアジ、トマトアネモネフィッシュ、ユカタハタ、イエローダッシュフュージュラー、ネッタイミノカサゴ、モンハナシャコ、ホソフエダイ、ミナミハコフグ、ウルマカサゴ、ピックハンドルバラクーダ(イエローフィンバラクーダ)、ギンガメアジ、 カスミアジ、スカシテンジクダイ、 ヨスジフエダイ、キンセンフエダイ、スザクサラサエビ、ハナミノカサゴ、ブラックフィンバラクーダ、モンハナシャコ、マブタシマアジ、ツバメウオ、etc…
ダイブ13
ポイント名 :ブンソンレック
エントリー時間:7:11
ダイブタイム :49分
最大深度 :19.8m
透明度 :10m
水温 :29℃
生物 :二セクロホシフエダイ、クロホシフエダイ、ネズミフグ、ヒトヅラハリセンボン、マダライロウミウシ、 モンジャウミウシ、キンセンフエダイ、ネズミフグ、ヒトヅラハリセンボン、ハニーカムモレイ、ハナミノカサゴ、メタリックシュリンプゴビー、イトヒキアジ、ネジリンボウ、ホソヒラアジ、フタホシタカノハハゼ、キイロウミウシ、メタリックシュリンプゴビー、ホソヒラアジ、etc…
ダイブ14
ポイント名 :ブンソンレック
エントリー時間:10:24
ダイブタイム :44分
最大深度 :19.5m
透明度 :10m
水温 :29℃
生物 :二セクロホシフエダイ、クロホシフエダイ、ネズミフグ、ヒトヅラハリセンボン、マダライロウミウシ、 モンジャウミウシ、キンセンフエダイ、ネズミフグ、ヒトヅラハリセンボン、ハニーカムモレイ、ハナミノカサゴ、メタリックシュリンプゴビー、イトヒキアジ、ネジリンボウ、ホソヒラアジ、フタホシタカノハハゼ、キイロウミウシ、メタリックシュリンプゴビー、ホソヒラアジ、etc…