クルーズ名 :シミラン諸島〜リチェリューロック アンダマンショートクルーズ
クルーズ船 :ラパット号
開催期間 :2020年10月24日 – 10月25日
日担当スタッフ:マサ
お客様人数 :1名様
今シーズン初トリップは、リチェリューロックから!
2020年10月24日-10月25日までの1泊2日の日程で、アンダマンショートクルーズに行って来ました。今シーズンは、コロナウイルスの影響もあり普段利用しているソンブーン号の催行が決まらず、代替ボートラパット号にて今シーズン初のクルーズに行ってきました。
シーズン初めは季節の変わり目ということもあり、コンディションが心配でしたが朝から天気が良く、波の無い穏やかなコンディションの中でスタートとなりました。通常、カオラックの北側にあるナムケム港からの出発を予定しておりましたが、急遽、タプラム港に変更しスピードボートで約1時間30-45分をかけてリチェリューロックを目指しました。
リチェリューロックに停泊しているラパット号に乗り継ぐ際、水面を見てみると水底までスコーンと抜けた真っ青な海が広がっていました。今シーズン初めてのダイビングがリチェリューロックなんて、15年ほどこの海で潜ってきた中でも初めての事、しかも最高のコンディションとあって早く潜りたい衝動に駆られてしましました。
1本目は、チェックダイブを兼ねてロープを指標にしながら潜行。遠くまで見渡せるので、水中にいるバラクーダやフュージュラーの群れ、岩の上に絨毯のように生い茂るスカンクアネモネフィッシュ、岩を覆い隠すほどのスカシテンジクダイの群れなど、視界に入りきらない魚たちに大興奮でした。リチェリューロックの人気者(マクロ)を探しに行きましたが、タツノオトシゴは見当たらず…。トマトアネモネフィッシュやモンハナシャコなどの姿を目にする事ができました。
水中の中は大きなうねりが入っており、15mより浅くなると体が左右に引っ張られるじょうたいだったので、水面から顔を出す大きな岩壁の裏に身を潜めながら、群れたちを堪能しました。先シーズンよりも増えた印象のあるキンセンフエダイやホソフエダイ。水面付近に群れをなして優雅に泳ぐツバメウオやイケカツオの大群など、いつも以上に長い期間閉鎖されていた国立公園だけあって、1、2本目から魚影の濃いダイビングを楽しみました。
3本目は、風が出てきた事もありリチェリューロックでのダイビングを止め、スリン諸島でダイビングを行いました。ダイブサイトは、いつも潜っているアオパカード。ここも透明度がよく緩やかな斜面に生えるエダサンゴやテーブルサンゴなどが集まった美しい景色を見る事ができました。砂地では、ジェンキンス(エイ)を探しに行きましたが見つからず。その代わり、普段見る事の無い大きなカレイが現れました。その他、リーフにいるチョウチョウウオやスズメダイなどを撮影しながら思い思いの時間を過ごしました。
夜は、船上で見た魚たちの説明をしながらログ付けをしたりと楽しい時間を過ごしました。
2日目は、ボン島の予定でしたがこの日に到着するお客様がいないという事で、母船での帰港が決定。タチャイ島、ボン島、ブンスーンレックの3本を潜ってきました。
タチャイ島は、エントリーと同時に数え切れないほどのバラクーダの群れに囲まれ、それに続くかのようにフュージュラーやツムブリ、サバヒーなどの群れが根の上を行き来していました。流れもほとんどなく15mほどの中層でのんびりしていると、大きな大きなロウニンアジが興奮して真っ黒になった姿で目の前を通過。釣り好きのお客さんもロウニンアジがみたい!と言っていただけに、他の魚を見るときとは打って変わってロウニンアジの虜になっていました。あと、岩の上には、なぜかブダイの大群が行ったり来たりしてました。
ボン島では、風の向きが西風から南風に変わったため北西側からエントリーしました。透明度の良さに驚きつつ、根という根に覆いかぶさるように群れたスカシテンジクダイをじっくり観察しながらリーフ沿いを流していきました。マンタレイに会えるかも!という期待を込めて沖の方も泳いでみたのですが、残念ながらどこまでも真っ青に広がる海を眺めるだけで終わってしまいました。
ボン島から約3時間ほどの距離になるブンスーンレック。4泊4日のクルーズの最終日に潜るおなじみのダイブサイト。水面を見る限り透明度良好!と思いきや、うねりの影響で10mほど潜行すると砂などが舞い上がり透明度5mと残念な結果になってしまいました。でも、魚影の濃さはピカイチでキンセンフエダイ、ニセクロホシフエダイ、カマス、マブタシマアジ、イトヒキアジなどの群れは圧巻でした。ここでは、ネズミフグが群れをなして泳いでいるシーンも見れる変わったダイブサイトです。ウミウシの方は、うねりで飛ばされてしまったか隠れてしまっていたため見つける事ができず…。
今回は、コロナウイルスの件もあり国外からのお客様が入国できない状態が続いておりますが、タイ人のダイバーのお客様やタイ国内に在住している日本人のお客様が乗船をされており賑やかなクルーズでした。
どうもありがとうございました!
今回撮影した動画をFacebookファンーページの方でアップしています。
以下、動画イメージよりご覧下さい!
以下ダイブログです。
ダイブログ
ダイブ1
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:11:29
ダイブタイム :42分
最大深度 :29m
透明度 :30m
水温 :29℃
生物 :アオヤガラ、イエローバンドフュージュラー、 インディアンドラゴン、カクレクマノミ、カスミアジ、キツネフエフキ、ギンガメアジ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、ゴマモンガラ、 コラーレバタフライフィッシュ、ジャバラビットフィッシュ、ジェイアントフュージュラー、スカシテンジクダイ、ツバメウオ、ドクウツボ、 パウダーブルーサージョンフィッシュ、ピックハンドルバラクーダ(イエローフィンバラクーダ)、ブラックフィンバラクーダ、 ミナミハコフグ、ムスジコショウダイ、ユカタハタ、etc.
ダイブ2
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:14:31
ダイブタイム :44分
最大深度 :28m
透明度 :30m
水温 :29℃
生物 :アオヤガラ、イエローバンドフュージュラー、 インディアンドラゴン、カクレクマノミ、カスミアジ、キツネフエフキ、ギンガメアジ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、ゴマモンガラ、 コラーレバタフライフィッシュ、ジャバラビットフィッシュ、ジェイアントフュージュラー、スカシテンジクダイ、ツバメウオ、 トマトアネモネフィッシュ、 ドクウツボ、 パウダーブルーサージョンフィッシュ、ピックハンドルバラクーダ(イエローフィンバラクーダ)、ブラックフィンバラクーダ、 ミナミハコフグ、ムスジコショウダイ、ユカタハタ、モンハナシャコ、etc.
ダイブ3
ポイント名 :アオパカード(スリン諸島)
エントリー時間:17:38
ダイブタイム :48分
最大深度 :20m
透明度 :30m
水温 :29℃
生物 :インデ ィアンバガボンドバタフライフィッシュ、 ムスジコショウダイ、カクレクマノミ、カスミアジ、キツネフエフキ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、クマノミ 、クマドリ、ゴマモンガラ、 スカシテンジクダイ、スパゲティーイール、タテジマキンチャクダイ、パウダーブルーサージョンフィッシュ、ムスジコショウダイ、 モンダルマカレイ、ユカタハタ、etc..
ダイブ4
ポイント名 :タチャイピナクル(タチャイ島)
エントリー時間:7:55
ダイブタイム :48分
最大深度 :18m
透明度 :30m
水温 :29℃
生物 :イケカツオ、イエローバックフュージュラー、 イエローダッシュフュージュラー、 イロブダイ、オニカマス、カクレクマノミ、カスミアジ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、ゴシキエビ、コラーレバタフライフィッシュ、スカシテンジクダイ、ツムブリ、ツバメウオ、 パウダーブルーサージョンフィッシュ、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、ブラックフィンバラクーダ、ホウセキキントキ、ホンソメワケベラ、 ユカタハタ、ロウニンアジ、サバヒー、 etc..
ダイブ5
ポイント名 :ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:11:12
ダイブタイム :49分
最大深度 :20m
透明度 :30m
水温 :29℃
生物 :アンダマンスウィートリップス、アカモンガラ、イソマグロ、ムスジコショウダイ、カクレクマノミ、カスミアジ、ギンガメアジ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、クロコショウダイ、ゴマモンガラ、 コラーレバタフライフィッシュ、スカシテンジクダイ、ツバメウオ、 パウダーブルーサージョンフィッシュ、ホンソメワケベラ、 キツネフエフキ、etc.
ダイブ6
ポイント名 :ブンソンレック
エントリー時間:15:40
ダイブタイム :42分
最大深度 :19m
透明度 :5-15m
水温 :29℃
生物 :ガンガゼ、コガネシマアジ 、 タイワンカマス、ハニーカムモレイ、ヒトヅラハリセンボン、ピックハンドルバラクーダ(イエローフィンバラクーダ)、二セクロホシフエダイ、クロホシフエダイ、ネズミフグ、 キンセンフエダイ、ハナミノカサゴ、メタリックシュリンプゴビー、イトヒキアジ、ホソヒラアジ、マブタシマアジ、etc…