クルーズ名 :シミラン諸島〜リチェリューロックアンダマンショートクルーズ
クルーズ船 :ソンブーン3号
開催期間 :2023年11月22日 – 2023年11月24日
日担当スタッフ:マサ
お客様人数 :1名様
今年のリチェリューロックの魚影はピカイチ!
多国籍の人たちを加え楽しい3日間でした!!
2023年11月22日〜11月24日までの2泊3日の日程でシミラン諸島、ボン島、タチャイ島、リチェリューロックを巡るアンダマンショートクルーズに行ってきました。今回のお客様は、5年前にシミラン諸島1泊2日のシミランショートクルーズにご参加いただいたMさん。今回は、リチェリューロックでのダイビングを楽しみにお越しいただきました。
クルーズ当日の朝は、寒季ということもありやや肌寒かったのですが、朝日が登り始めると真っ青な雲ひとつない空が広がっていました。波もなく穏やかな海況の中、1時間の船の旅を感じさせないくらいスムーズにそして、あっという間にボン島に到着しました。乗船していたお客様も少なくゆったりした空間の中で快適なダイビングができました。
1、2本目は、ボン島「ウエストリッジ」。エントリーするとひんやりする水面。今回もまだおあるサーモクラインが頻繁に流れてきていることを実感。体には厳しいけど、魚たちにとっては楽園のようで、目の前を取り囲みイエローバックフュージリアの大群には驚きました。リッジの先端まで行きましたが、ダウンカレントが厳しく早々に退散。水温が低いからか、普段見ないムレハタタテダイやトリガートレバリーの大群がお出まし。深場にはトンガリサカタザメも居たそうです。湾内の方では、リチェリューロックに居着いているキツネフエフキやアジの大群にも引けを取らないくらいの大群が目の前を行ったり来たり。これまた大迫力でした。
3本目は、タチャイ島「タチャイピナクル」。ボン島の魚形がすごかったので、タチャイ島はもっとすごいことになっているのでは?と思い、期待いっぱいの中、一番乗りでエントリー。流れをほとんど感じなず、沈むごとに前が見えなくなるほどの視界の悪さ…。でも魚はいっぱいいる。水温が低く前が見えないため、水深10mの暖かい海水と冷たい海水の境目あたりに陣取り、流れてくるギンガメアジやツバメウオ、フュージリアたちを眺めました。
4本目は、「タチャイリーフ」。お目当てのコクテンフグの寝姿には会えませんでしたが、ブダイ、クマノミの寝姿や、大きなドクウツボやオトヒメエビやスザクサラサエビ。一瞬でしたがブラックチップリーフシャークにも会うことができました。
波がなく安定したコンディションのため、ナイトダイビング終了後は、リチェリューロックを目指し3時間のクルージング。朝起きると自分たちの船しかなく貸切状態(後から5艘ほどやってきました)。
翌日は、朝一のリチェリューロックを貸し切るべくフライングしてエントリー。他のダイバーがおらず、聞こえるのは自分の泡の音だけ。ただ浮いているだけで、接近してくる魚たち….と最高の早朝ダイブでした。小さなタイガーテールシーホースやフリソデエビ、トマトアネモネフィッシュなどのリチェリューロックのアイドルたちに挨拶をしてから、根の周りを泳いでいくと、先シーズンよりも巨大になったキツネフエフキ、ロウニンアジ、ツムブリ、コガネシマアジ、カスミアジの大群と遭遇。その後、根から少し離れてみるとギンガメアジやトリガートレバリー、ブラックフィンバラクーダなどの大群に出会うことができて、3ダイブ全て大満足でした。
また、3時間のクルージングを経てたどり着いたのはタチャイ島。潮が上げる時間帯ということもあり、西からの流れと東からのサーモクラインが相殺して透明度アップ+やや流れがあるだろうからバラクーダの大群も狙えるかも!と予想して潜ったのですが、結果は同じ。昨日よりもさらにコンディションが悪くなっていましたが、視界が悪いためかギンガメアジやツバメウオたちがいつもよりも近くまで寄ってきてくれたのはよかったです。
この日は17時には、ビールを飲み始め美しいサンセットを眺めました。同じく乗船していた日本に旅行に行ったことがある日本大好きフランス人、この旅行のあとメキシコに行くためトランジットで日本に立ち寄るらしく日本語を勉強中のポルトガル人、極寒のロシアでダイブショップをやってるロシア人の3人を交えて、お客様が持ってくてくれた日本酒や泡盛をいただきながら、連想ゲームをしたり楽しい時間を過ごしました。
この日は、シミラン諸島4番目の島周辺で停泊。
翌日はシミラン諸島3番目の島周辺の「シャークポイント」に潜りました。シミラン側の水温は低くここのポイントは26度まで下がりました。心が折れそうでしたが、普段潜ることが少ないポイントなので、深場に行けば何か珍しい生き物に会えるのでは?と期待しながら深場を目指しました。お目当てのレオパードシャークやタイマイなどはおらず、ゆっくり深度を上げていくと大きなジェンキンスホイップレイが1枚砂地に居ました。なんとその横には、珍しいイバラエイの姿も!!その後、サーモクラインの強い流れに耐えながらふとお客様の方を振り向いたら、真横に並走するバラクーダの大群。あっち、あっちと指を刺した方向を見た時のお客様のびっくり具合は、動画に収めておきたかったです。
朝食後は、ビーチへの上陸タイムを挟み、2、3本目のダイビングへ。シミラン諸島7番の「サウスオブエデン」、「ウエストオブエデン」に潜りました。冷たいところには行かないようにしようと二人で決めた後、エントリー。10m付近までは、真っ青でスコーンと透き通った温かい海。15mまで深度を落とすと29度あった水温が25度まで低下。結果、浅瀬の岩に張り付いてウミウシやセダカギンポ、ダルマハゼなどサンゴ周辺の生き物を観察しました。生態系が良くなってきているのか、一時期見つけることが難しかったマクロたちも戻ってきていました(深場へ行ったグループは、タイガーシャークに出会ったようです)。
今回は、タチャイ島、シミラン7番周辺は、サーモクラインの影響で思いどりのダイビングができず残念でしたが、リチェリューロックの魚影の濃さ&シャークフィンリーフのバラクーダの大群は素晴らしかったです!
海の中も船の上もとっても楽しく過ごさせて頂きました。お仕事が大変そうですが、また休暇が取れましたら、ぜひ遊びにきてください。また、ご一緒できる日を楽しみにしています。
ありがとうございました。
以下ダイブログです。
ダイブログ
ダイブ1
ポイント名 :ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:10:00
ダイブタイム :49分
最大深度 :25.2m
透明度 :15-25m
水温 :27 – 29℃
生物 :トリガートレバリー、スカシテンジクダイ、アカヒメジ、アオヤガラ、アンダマンミミックファイルフィッシュ、アカモンガラ、イソマグロ、イエローバックフュージュラー、インデ ィアンバガボンドバタフライフィッシュ、インディアンドラゴン、 インディアンダッシラス、インディアンミミックサージョンフィッシュ、イロブダイ、 イバラカンザシ、 ムスジコショウダイ、カスミアジ、キツネフエフキ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、クロコショウダイ、ゴマモンガラ、 コクテンフグ、コラーレバタフライフィッシュ、モヨウフグ、スカンクアネモネフィッシュ、ツバメウオ、ドクウツボ、ヘラヤガラ、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、etc.
ダイブ2
ポイント名 :ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:12:43
ダイブタイム :58分
最大深度 :19.7m
透明度 :15-25m
水温 :27 – 29℃
生物 :モヨウフグ、アラレフグ、ネズミフグ、スカシテンジクダイ、アカヒメジ、アオヤガラ、アンダマンミミックファイルフィッシュ、アカモンガラ、イソマグロ、イエローバックフュージュラー、インデ ィアンバガボンドバタフライフィッシュ、インディアンドラゴン、 インディアンダッシラス、インディアンミミックサージョンフィッシュ、イロブダイ、 イバラカンザシ、 ムスジコショウダイ、カスミアジ、キツネフエフキ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、クロコショウダイ、ゴマモンガラ、 コクテンフグ、コラーレバタフライフィッシュ、スカンクアネモネフィッシュ、ツバメウオ、ドクウツボ、ヘラヤガラ、オニカマス、etc.
ダイブ3
ポイント名 :タチャイピナクル(タチャイ島)
エントリー時間:16:06
ダイブタイム :53分
最大深度 :17.4m
透明度 :5-15m
水温 :27 – 29℃
生物 :ムカデミノウミウシ、イソマグロ、スカシテンジクダイ、イケカツオ、イエローバックフュージュラー、 イエローダッシュフュージュラー、 カクレクマノミ、カスミアジ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、コラーレバタフライフィッシュ、ツムブリ、ツバメウオ、 パウダーブルーサージョンフィッシュ、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、ホウセキキントキ、ホンソメワケベラ、 ユカタハタ、ロウニンアジ、ロブスター、ギンガメアジ、etc..
ダイブ4
ポイント名 : タチャイリーフ(タチャイ島)
エントリー時間:18:39
ダイブタイム :37分
最大深度 :8.9m
透明度 :ーm
水温 :28℃
生物 : ブラックチップシャーク、ネッタイミノカサゴ、 スカシテンジクダイ、 オトヒメエビ、スザクサラサエビ、イロブダイ、ツマリテングハギ、etc..
ダイブ5
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:6:46
ダイブタイム :54分
最大深度 :22.9m
透明度 :10−20m
水温 :27 – 29℃
生物 :タイガーテールシーホース、ツムブリ、キツネフエフキ、ギンガメアジ、 スカシテンジクダイ、アオヤガラ、イエローバンドフュージュラー、 インディアンドラゴン、カクレクマノミ、カスミアジ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、ゴマモンガラ、 コラーレバタフライフィッシュ、ジャバラビットフィッシュ、ジェイアントフュージュラー、 ドクウツボ、 パウダーブルーサージョンフィッシュ、ブラックフィンバラクーダ、 ムスジコショウダイ、ユカタハタ、ウルマカサゴ、ロウニンアジ、トリガートレバリー、etc.
ダイブ6
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:9:27
ダイブタイム :53分
最大深度 :18m
透明度 :10−20m
水温 :27 – 29℃
生物 :タイガーエッグコウリー、ツムブリ、キツネフエフキ、ギンガメアジ、 スカシテンジクダイ、アオヤガラ、イエローバンドフュージュラー、 インディアンドラゴン、カクレクマノミ、カスミアジ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、ゴマモンガラ、 コラーレバタフライフィッシュ、ジャバラビットフィッシュ、ジェイアントフュージュラー、 ドクウツボ、 パウダーブルーサージョンフィッシュ、ブラックフィンバラクーダ、 ムスジコショウダイ、ユカタハタ、ウルマカサゴ、ロウニンアジ、トマトアネモネフィッシュ、etc.
ダイブ7
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:11:50
ダイブタイム :55分
最大深度 :20.8m
透明度 :10−20m
水温 :27 – 29℃
生物 :ヒブサミノウミウシ、ツムブリ、キツネフエフキ、ギンガメアジ、 スカシテンジクダイ、アオヤガラ、イエローバンドフュージュラー、 インディアンドラゴン、カクレクマノミ、カスミアジ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、ゴマモンガラ、 コラーレバタフライフィッシュ、ジャバラビットフィッシュ、ジェイアントフュージュラー、 ドクウツボ、 パウダーブルーサージョンフィッシュ、ブラックフィンバラクーダ、 ムスジコショウダイ、ユカタハタ、ウルマカサゴ、ロウニンアジ、トマトアネモネフィッシュ、etc.
ダイブ8
ポイント名 :タチャイピナクル(タチャイ島)
エントリー時間:15:35
ダイブタイム :45分
最大深度 :15.4m
透明度 :5-10m
水温 :26 – 28℃
生物 :スカシテンジクダイ、イケカツオ、イエローバックフュージュラー、 イエローダッシュフュージュラー、 オニカマス、カクレクマノミ、カスミアジ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、コラーレバタフライフィッシュ、ツムブリ、ツバメウオ、 パウダーブルーサージョンフィッシュ、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、ホウセキキントキ、ホンソメワケベラ、 ユカタハタ、ロウニンアジ、ムカデミノウミウシ、etc..
ダイブ9
ポイント名 :シャークフィンリーフ(シミラン諸島 No.3)
エントリー時間:6:49
ダイブタイム :47分
最大深度 :24.6m
透明度 :15-30m
水温 :26 – 29℃
生物 :ジェンキンスホイップレイ、イバラエイ、キツネフエフキ、ロウニンアジ、ブラックフィンバラクーダ、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、カスミアジ、イエローダッシュフュージュラー、 ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、イエローバックフュージュラー、スカシテンジクダイ、etc.
ダイブ10
ポイント名 :サウスオブエデン(シミラン諸島No.7)
エントリー時間:10:14
ダイブタイム :48分
最大深度 :17.5m
透明度 :15-30m
水温 :26 – 29℃
生物 :ウミウシ各種、ムカデミノウミウシ、イエローバックフュージュラー、キンギョハナダイ、コクテンフグ、スカシテンジクダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、カスミアジ、モヨウフグ、アカヒメジ、ドクウツボ、ウルマカサゴ、etc.
ダイブ11
ポイント名 :ウエストオブエデン(シミラン諸島 No.7)
エントリー時間:12:58
ダイブタイム :35分
最大深度 :16.8m
透明度 :15-30m
水温 :25 – 28℃
生物 :セダカギンポ、ダルマハゼ、ハナヤサイサンゴ、カスミアジ、ケショウフグ、モヨウフグ、アカヒメジ、 インディアンフレームバスレット、インディアンドラゴン、 インディアンダッシラス、イエローバックフュージュラー、スカシテンジクダイ、etc.