16 | 2月 | 2023 | ほうぼう屋シミラン店海ブログ

クルーズ名　　：シミラン諸島〜リチェリューロックアンダマンショートクルーズ
クルーズ船　　：ラパット号
開催期間　　　：２０２３年２月１４日 – ２０２３年２月１６日
日担当スタッフ：マサ
お客様人数　　：１名様

バラクーダの大群とお客様！

どこを見ても魚だらけ！

バラクーダの大群！

ギンガメアジの群れ！

たくさんの魚が集まるリチェリューロック！

シミラン諸島！

後半は、群れ、群れ、群れ！！！
終わりよければ全て良し！

２０２３年２月１４日〜１６日日程で、シミラン諸島、ボン島、タチャイ島、リチェリューロックをめぐる２泊３日のアンダマンショートクルーズに行ってきました！

今回ご一緒させていただいたのは、ダイブ本数１,０００本を超えるKさん。このクルーズの前に他のダイブクルーズに参加され、下船後も他のクルーズに参加されるという強者！大物、群れものしか興味がないというリクエストの元、ダイビングをスタートしました。

海のコンディションは、シーズン真っ只中ということもあり、快晴、波なし、透明度良しの３拍子揃ったベストコンディションでした。

１本目は、流れの強いスリーツリーズに潜りました。透明度が良く遠くまでスコーンと抜けた真っ青な海が広がり、フュージリアの群れが沖合いに群れていましたが、お目当てのバラクーダには出会うことができず…残念。

２本目は、ノースポイント。群れものというよりは地形を楽しむダイブサイト。過去にマンタレイが現れたこともあるので、中層、水面のチェックを怠らずにダイビングを進めていくと中層にサメのシルエット発見。小柄でしたが可愛らしいグレイリーフシャークでした。

その後１５mほどの浅瀬までやってきたところでトラブル発生！！！背後から「ポン、ポン、ポン」と言う音がしたかと思った束の間「ボン！！！」と言う大きな音とともにホースが破裂！Kさんも驚いた様子でこっちを見ており、急いで予備空気源をいただき事なきを得ました。予備空気源を加えた後、水底へ落ちていくセカンドステージ…。ホースの根本から切れていました…。器材のメンテナンス、バディシステムの大切さを改めて実感した１本でした。Kさん、ダイブタイムが短くなってしまい申し訳ありませんでした。また、助けていただきありがとうございました。

３本目は、シュノーケラーのお客様が乗船していたこともあり、シミラン諸島８番目の島へ上陸タイム。その間、ダイバーは近くにあるタートルロックで潜りました。カスミアジがスカシテンジクダイなどの小魚を狙ってハンティングする様子をゆっくり観察しました。

この日は３本で終了。
前日までお客様が多く、水が少なくなってしまったようで一旦、タプラム港へ帰港。給水などを終え、真夜中にボン島を目指して出港しました。

翌日は、ボン島３本&タチャイ島１本の合計４本を潜りました。ボン島では、マンタレイを狙って３本潜りましたが、真っ白い大きなマンタレイを拝むことは叶いませんでした。

ボン島では、透明度が良すぎる事、流れが強すぎる事などの自然の要因に左右され、全体的に、魚が少なすぎて残念なダイビングでした(大物や群れものを期待されていただけに、申し訳ない気持ちでいっぱいでした)。

３本潜った内の２本目は、フュージリアの大きな塊に出会うことができ、何かの拍子に「ボッ！」と大きな音を立てた後に大群で目の前を流れてくるフュージリアたち。他、カスミアジやイソマグロがちらほら。この１本は、潮上で約２０分の間、泳ぎに泳いだ結果、なんとか見ることができましたがまだまだ満腹には程遠い感じでした…。

４本目は、タチャイ島！Kさんに喜んでもらうには明日のリチェリューロックもそうですが、ここ、タチャイ島しかない！プレッシャーに駆られながらも、流れの具合、エントリー時間や過去のデータなどをキャプテンやボートリーダーと話し合い、結果、上潮ということもあり予定時間よりも３０分早くダイビングすることに成功！

他の船もたくさんいましたが、自分たちが潜る頃には、皆エキジットしている、または潜る準備の真っ最中でしたので、誰よりも早くゴムボートに乗りダイブサイトを目指しました。エントリーするとこれまた透明度の良い真っ青な海が広がり、真下には数えきれないほどのブラックフィンバラクーダたち！他のダイバー達もおらず、本当にナイスなタイミングで潜ることができました！中盤には、他のダイバーたちが続々やってきて泡だらけになってしまい、場所を変えてブッダロックを目指すことに。イエローバックフュージリアが流星群のように降り注ぎ、魚影の隙間には、ギンガメアジのカップリング&深場には大きなギンガメアジの塊をみつけつことができましたがエアの消費量や無限圧潜水時間の関係上、水中で長居できず安全停止に入りました。安全停止中には、さっきのバラクーダの大群が真横に現れてくれて、エキジットまで一緒に泳いでくれました。この１本は、群れ、群れ、群れと大満足な１本となりました！

この日は、タチャイ島を後にしスリン諸島の島陰で停泊。過去にいろんな場所でダイビングをされたことがある経験豊富な話しや、初めて訪れたタイの印象など、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。写真の編集などの関係で、少し早めに終了し明日の本番「リチェリューロック」に備えて就寝しました。

翌朝は、今回のハイライト「リチェリューロック」を目指して出港！

１本目は西側からの緩やかな流れ。離れ根付近の深場には、ギンガメアジ、アンダマンアジ、シェブロンバラクーダの群れを確認。時折、団体で押し寄せてくるキツネフエフキ、ロウニンアジ、ツムブリの大群にも遭遇。

２本目は、ほぼ流れ無し。魚たちは南西側に固まり、前半は深場で群れものを狙い、後半は浅瀬５-１０m付近でロウニンアジやフュージリアの群れを狙いました。初日のホース破裂の影響でダイブタイムが短くなってしまったので、ボートリーダーに許可をもらい少し長めの７０分のダイビングを楽しみました。

3本目は南側からのやや強めの流れ。魚たちは同じく南西側に集中していましたが、ギンガメアジがいない…。目星をつけていた東側へ行くと深場に群れる巨大なギンガメ様を発見。Kさんはギンガメアジに囲まれご満悦のようでした(うらやまし〜)。中盤は、いつの間にか戻ってきたツバメウオの大群と戯れ、後半は流れによって動きが出て来たフュージリアたちに囲まれ大満足なリチェリューロックでの３本のダイビングを終えました。

今回は、船のスケジュールや予約状況の関係で、序盤は、群れものを狙らうことができませんでしたが、２日目のタチャイ島、最終日のリチェリューロックでは、最高のコンディションの中でダイビングをお楽しみいただけたと思います！

今シーズンは、まだ季節に入っていないのか？ボン島でのマンタレイをとの遭遇率が少なく、ボン島は魚が少なく悲しい感じでした。大物や群れものを狙うのに期待を裏切らないダイブサイトは、やっぱりタチャイ島、リチェリューロックだと再認識したダイブクルーズでした。

また機会がありましたら、是非、遊びに来てくださいね！次回は、タチャイ島、リチェリューロックをメインに潜り倒しましょう！

どうもありがとうございました。