クルーズ名 :シミラン諸島〜リチェリューロック アンダマンショートクルーズ
クルーズ船 :ラパット号
開催期間 :2024年4月9日 – 2024年4月11日
担当スタッフ :リョウタ
お客様人数 :2名様
新月周りで潮が強めに流れる水中!!
2024年4月9−11日の日程で2名のゲスト様と一緒に2泊3日でシミラン諸島、ボン島、タチャイ島、スリン諸島、リチェリューロックを廻るアンダマンショートクルーズに乗船してきました。初日は3本、2日目は4本、最終日3本の計10ダイブしてきました。
日本からお越しのほうぼう屋リピーター様が今回も遊びにきていただきました!タプラム港からスピードボートで約1時間30分かけ今回のクルーズ船が停泊しているしミラン諸島9番目の島に向かっていきました。
今回のコンディションは、波も穏やかで船上はとても過ごしやすかったです。水中は新月後ということもあり激流でしたがワイド好きには嬉しい魚影の濃いダイビングでした!
1本目は、シミラン諸島9番目の島のナムチャイベイで潜りました。サーモクラインの影響で真緑の水中で透明度は10mほどでした。真っ青な水中を想像していたので少し残念。。潮も少し流れていたので流されながら深場の砂地を目指しました。それにしても冷たい水中。ギターシャークや大きめのエイを探しながらのダイビングでしたが残念ながら見れることができませんでした。安全停止前には、大きめのナポレオンフィッシュが目の前を通過していきましたがカメラを準備したころには遠くの方に消えていきました。
2本目は、同じシミラン諸島9番目の島のスリーツリーで潜りました。ここも同じくサーモクラインの影響で緑色の水中。そして激流。前半は、砂地を這うように深場のイソバナやウミウチワ、立体的なカイメンなどを観察するも流れに逆らうのに疲れてきたので一気に流れにのってドリフトダイビング。あっという間にポイントをすぎ、湾の中で時間いっぱい楽しみました。水面に上がると他のチームは、隣のノースポイントのさらに奥まで流されていました。
3本目は、シミラン諸島8番目の島のビーコンリーフで潜りました。9番の島とは違い、水温は暖かく透明度の高い水中。のんびりマクロを探しながら、浅瀬の砂地で遊びながらのダイビングでした。岩隙間から顔を出してこちらをガン見のクモウツボ。
砂地には、ピンク色の帯が綺麗なオーロラパートナーゴビー。
インド洋固有種のルボックスブレニーなども紹介させていただきました。穴に隠れることもなくサンゴの上に着底する姿は愛くるしいですね!
久しぶりの登場!モザイクウミウシ。
夕食の時間とともにシミラン諸島を離れ、北上していきます!
2日目は、ボン島で3本潜りました。透明度が良かったのは朝イチの1本だけでした。あとは、全体的にサーモクラインが入り水中は真緑で視界が微妙。。水温も寒い場所で24℃でした。でも魚影の濃さは圧巻でした!シミラン諸島から少し離れただけで雰囲気がガラリと変化。地形はもちろん、1個体1個体のサイズが1段とアップ!浅瀬には、ベイビーギターシャークが泳いでいてゲスト様がしっかりと写真に収めることができました。リッジの先端の方まで攻めていきましたがとてつもない激流でしたのですぐ引き返しました。それでもやはりイエローバックフュージュラーの群れがまとまっていると水中が鮮やか!
浅瀬の珊瑚エリアには、クリーニング中のサイズの大きなドクウツボが気持ちよさそうな顔をしてました。
水中の青とのコントラストが綺麗なタテジマキンチャクダイ。
タコとも直近まで寄って観察することができました。
その後にタチャイ島に移動し、ラストダイブは、タチャイピナクルで潜りました。シミラン諸島とボン島に比べて透明度は抜群の水中でした。エントリーして顔をつけると真下に特大ブラックフィンバラクーダの群れ!水面から見る感じ流れもそれほど強くなかったのですぐ潜行していきました。1個体のサイズが大きなバラクーダはほんとに群れると圧巻ですね!
ドームの外側の沖には、ギンガメアジのカップリングシーンやイソマグロやロウニンアジのハンティングシーンなど大迫力の光景を近くで堪能することができました。ドームに戻り、いつものゴシキエビの住処や中層でみんな一体で優雅に泳ぐツバメウオ、ブルーダッシュフュージュラーの根の上で逃げ惑うシーンなど盛りだくさんでした!
タチャイピナクルと言えば、魚影を楽しむワイドもそうですがやはり個人的には、ウミウチワやイソバナ、カイメンなど潮が流れるポイントには立体的に大きく育つので大迫力の景色を見れるのでいいですよね。
スリン諸島に向け、さらに北上していく日です。
最終日の1本目は、スリン諸島の北側の島、コチで潜りました。朝イチで少し薄暗い中でしたがそれは最初だけ。後半は透明度が良い水中でのんびりダイビング。潮もマイルドに流れており、深場には、ムレハタタテダイやヨスジフエダイが密集してたり、フュージュラーが元気に動き回ってたりと早朝らしい活発なシーンを見ることができました。
探せばマクロも豊富のスリン諸島。小指サイズのリュウグウウミウシ。
ウルマカサゴもじっと身を潜めていました。ほんとに擬態上手。
隙間から顔を出すヒナギンポ。愛くるしい。
こちらは、あちこちでよく見ることがあるフタイロカエルウオ。
そして、今回のハイライトでもあるリチェリューロックに向け移動しました。ポイントに到着するとすでにクルーズ船だらけでした。ラストは、ここで2本潜りました。時間帯もあり、潮は強めに流れていました。できるだけ潮上に出ようとしましたが難しかったです。それでも魚影はかなり濃く、中層のブルーダッシュフュージュラーやイエローバックフュージュラー、ジャイアントフュージュラーなどが激しく入り混じってて圧巻の光景でした!根を覆い尽くすほどの小魚たちに猛烈にアタックする、キツネフエフキを中心とする大所帯!ツムブリやカスミアジ、ロウニンアジ、ホシカイワリ、アンダマンアジなどいつもより大きな群れでした。
今回もギンガメアジの大群も外で大きく群れていました!
マクロでは、定番のニシキフウライウオやフリソデエビを探しにいきましたが残念ながら見つけることができなく、いつもの場所にはいませんでした。安全停止前には、インド洋固有種のトマトクマノミを紹介させていただきました!
今回のアンダマンショートクルーズでは、サーモクラインによる透明度や冷たい海流に悩まされたポイントもありましたが圧巻の魚影の濃さを堪能できたトリップでした!ありがとうございました!
是非また一緒に潜れる日を楽しみにしてお待ちしております!
以下ダイブログです。
ダイブログ
ダイブ1
ポイント名 :ナムチャイベイ(シミラン諸島 No.9)
エントリー時間:11:20
ダイブタイム :43分
最大深度 :23.4m
透明度 :10m
水温 :24℃
生物 :ナポレオンフィッシュ 、ロウニンアジ、キツネフエフキ、キンギョハナダイ、カスミアジ、モヨウフグ、アカヒメジ、ドクウツボ、イソマグロ、 イエローバックフュージュラー、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、スカシテンジクダイ、 パウダーブルーサージョンフィッシュ、 インディアンダッシラス、 etc..
ダイブ2
ポイント名 :スリーツリーズ(シミラン諸島 No.9)
エントリー時間:14:04
ダイブタイム :42分
最大深度 :18.6m
透明度 :10m
水温 :26℃
生物 :ヨスジフエダイ、ホウセキキントキ、キツネフエフキ、スカシテンジクダイ、 アカヒメジ、アオヤガラ、アカモンガラ、イエローバックフュージュラー、インデ ィアンバガボンドバタフライフィッシュ、インディアンドラゴン、 インディアンダッシラス、 インディアンバナーフィッシュ、 ムスジコショウダイ、ウミシダ、 ウミトサカ、 ウミウチワ、オニヒトデ、カクレクマノミ、カスミアジ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、コラーレバタフライフィッシュ、パウダーブルーサージョンフィッシュ、チンアナゴ(ガーデンイール)、オーロラパートナーゴビー、ヤッコエイ、etc.
ダイブ3
ポイント名 :ビーコンリーフ(シミラン諸島 No.8)
エントリー時間:17:02
ダイブタイム :49分
最大深度 :14.5m
透明度 :15m
水温 :30℃
生物 : コラーレバタフライフィッシュ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、スカシテンジクダイ、カクレクマノミ、カスミアジ、ブラックピラミッドバタフライフィッシュ、 インディアンダッシラス、 ドクウツボ、 コクテンフグ、スカンクアネモネフィッシュ、チンアナゴ(ガーデンイール)、ルボックスブレニー、オーロラパートナーゴビー、モザイクウミウシ、クモウツボ、etc..
ダイブ4
ポイント名 :ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:7:12
ダイブタイム :43分
最大深度 :24.7m
透明度 :20m
水温 :25℃
生物 :ギターシャーク(トンガリサカタザメ)、モヨウフグ、ネズミフグ、スカシテンジクダイ、アカヒメジ、アカモンガラ、イソマグロ、イエローバックフュージュラー、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、インデ ィアンバガボンドバタフライフィッシュ、インディアンドラゴン、イロブダイ、 ムスジコショウダイ、カスミアジ、キツネフエフキ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、クロコショウダイ、ゴマモンガラ、 コクテンフグ、コラーレバタフライフィッシュ、スカンクアネモネフィッシュ、ツバメウオ、エヴァンスフェアリーバスレット、ブラックピラミッドバタフライフィッシュ、etc.
ダイブ5
ポイント名 :ウエストリッジ(ボン島)
エントリー時間:10:10
ダイブタイム :38分
最大深度 :25.3m
透明度 :20m
水温 :26℃
生物 :モヨウフグ、ネズミフグ、スカシテンジクダイ、アカヒメジ、アカモンガラ、イソマグロ、イエローバックフュージュラー、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、インデ ィアンバガボンドバタフライフィッシュ、インディアンドラゴン、イロブダイ、 ムスジコショウダイ、カスミアジ、キツネフエフキ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、クロコショウダイ、ゴマモンガラ、 コクテンフグ、コラーレバタフライフィッシュ、スカンクアネモネフィッシュ、ツバメウオ、エヴァンスフェアリーバスレット、ブラックピラミッドバタフライフィッシュ、ドクウツボ、ホンソメワケベラ、etc.
ダイブ6
ポイント名 :ノースリッジ(ボン島)
エントリー時間:13:16
ダイブタイム :47分
最大深度 :20.6m
透明度 :15m
水温 :27℃
生物 :ロウニンアジ、キツネフエフキ、ブラックピラミッドバタフライフィッシュ、イエローバックフュージュラー、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、スカンクアネモネフィッシュ、カスミアジ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、モヨウフグ、スカシテンジクダイ、シマウミヘビ、コラーレバタフライフィッシュ、クロコショウダイ、ワモンダコ、タテジマキンチャクダイ、etc…
ダイブ7
ポイント名 :タチャイピナクル(タチャイ島)
エントリー時間:17:05
ダイブタイム :37分
最大深度 :19.2m
透明度 :20m
水温 :29℃
生物 :ブラックフィンバラクーダ、イソマグロ、スカシテンジクダイ、イエローバックフュージュラー、 イエローダッシュフュージュラー、 カクレクマノミ、カスミアジ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、コラーレバタフライフィッシュ、ツムブリ、ツバメウオ、 パウダーブルーサージョンフィッシュ、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、ホウセキキントキ、ホンソメワケベラ、 ユカタハタ、ロウニンアジ、ゴシキエビ、ギンガメアジ、クロコショウダイ、イエローマスクドサージョンフィッシュ、ウミトサカ、 ウミウチワ、etc..
ダイブ8
ポイント名 :コチ(スリン諸島)
エントリー時間:6:57
ダイブタイム :54分
最大深度 :21.8m
透明度 :20m
水温 :29℃
生物 : ヨスジフエダイ、アカヒメジ、アカモンガラ、イエローバンドフュージュラー、イエローバックフュージュラー、インデ ィアンバガボンドバタフライフィッシュ、インディアンドラゴン、 インディアンダッシラス、 インディアンバナーフィッシュ、 イバラカンザシ、 カクレクマノミ、カスミアジ、キンギョハナダイ、キンセンフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、 コクテンフグ、スカンクアネモネフィッシュ、スカシテンジクダイ、デバスズメダイ、ドクウツボ、パウダーブルーサージョンフィッシュ、チンアナゴ(ガーデンイール)、リュウグウウミウシ、ムレハタタテダイ、ウルマカサゴ、ヒナギンポ、フタイロカエルウオ、etc…
ダイブ9
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:10:18
ダイブタイム :38分
最大深度 :26.7m
透明度 :10m
水温 :27℃
生物 :スカシテンジクダイ、ギンガメアジ、イトヒキアジ、イエローバンドフュージュラー、キツネフエフキ、 カスミアジ、キンセンフエダイ、ホソフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、コラーレバタフライフィッシュ、ジャバラビットフィッシュ、ジェイアントフュージュラー、ピックハンドルバラクーダ(イエローフィンバラクーダ)、ツバメウオ、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、ムスジコショウダイ、ユカタハタ、ロウニンアジ、ツムブリ、アンダマンアジ、ホシカイワリ、シェベロンバラクーダ、トマトアネモネフィッシュ、etc.
ダイブ10
ポイント名 :リチェリューロック
エントリー時間:13:13
ダイブタイム :41分
最大深度 :22.3m
透明度 :10m
水温 :27℃
生物 :スカシテンジクダイ、ギンガメアジ、イトヒキアジ、イエローバンドフュージュラー、キツネフエフキ、 カスミアジ、キンセンフエダイ、ホソフエダイ、ブルーダッシュフュージュラー(クマザサハナムロ)、コラーレバタフライフィッシュ、ジャバラビットフィッシュ、ジェイアントフュージュラー、ピックハンドルバラクーダ(イエローフィンバラクーダ)、ツバメウオ、ルナーフュージュラー(ハナタカサゴ)、ムスジコショウダイ、ユカタハタ、ロウニンアジ、ツムブリ、アンダマンアジ、ホシカイワリ、シェベロンバラクーダ、トマトアネモネフィッシュ、etc.